体が若くなる技術 〈5〉vol.4

 

体が若くなる技術 〈5〉vol.4

ミコンドリアを増やす運動習慣」



確実性にやせて、確実にリバウンドのない方法とは


ダイエットの天敵はなんといっても「リバウンド」です。
リバウンドしてしまうのは、自分の責任と言わなければならない。

何故かというと、
「リバウンド」が起こる ということは、正しいと思ったダイエット方法が間違っていたということを示しています。

特に、食生活を変えることでダイエットを試みる人は注意してほしい。
食事をほとんど取らないでやせた後に、食欲が抑えられなくなって、
ドカ食いをしてしまい、かえって太る。
 
 
問題点…
「前よりも食事を減らしたのに太ってしまいました。」

実はこういったケースもたくさんある。
摂取カロリー量は減らし、反動で食べてもいないけど太った。。。 
それは…
↓↓
筋肉量が減ったからです。

運動をせずに、食事の量だけ減らしてやせようとすると、筋肉がどんどん減ってしまう。

足りない栄養分を別のところから補給しようとして、脂肪を燃やす前に筋肉のたんぱく質を分解してエネルギー源として使ってしまう。
すると、筋肉と一緒にミトコンドリアが減少してしまう。
…これが大きな問題となる。
 
ミトコンドリアが少なくなってしまうと、それまでと同様のエネルギーをつくるこどができない。

すると、食べ物を減らしても、すべてエネルギーに変えることができない。
余ってしまった分が脂肪として蓄えられてしまう。
 

【エネルギーをつくる能力が低下したために脂肪を溜め込む状態 ー これは「メタボ」とまったくおなじメカニズム】


やせているように見えても、体脂肪が多い人、つまり筋肉量が少ない人は、
脂肪を溜め込む一方で、エネルギーをつくり出す能力が全体的に欠けている。

代謝が悪くなり、肌荒れなどが生じ、内側からも老化が進行し、外見的にも若さがなくなっていく。

重要…
リバウンドしないダイエットをするのであれば、
有酸素運動やサーキットトレーニングで脂肪を燃焼させることです。
運動してミトコンドリアが増えれば、食べ物として取り入れたエネルギー源は、ミトコンドリアでエネルギーにちゃんと変えてくれるようになる。
すると、それまでと同じ食事をしても、理想的な体に変化していきます。
それはつまり、太りにくい体質に変わったということです。





高齢になったら「少量の活性酸素」を出しなさい

有酸素運動やサーキットトレーニングは、自分のペースでできるということが大きな特徴です。
「気軽に簡単に取り組める」という意味もあるが「少量の活性酸素をちゃんと発生できる」という、もう一つの意味もあります。
高齢の方にとって、これは最も重要なひとつといえます。

運動することによって活性酸素はどうしても生じますが、
同時に活性酸素を消す酵素も増えます。
  ↓↓
少量の活性酸素は、長寿をもたらしてくれる。


更に、少量の活性酸素は、ミトコンドリアに高い電力がかからないようにする「電圧調整システム」を増強して、活性酸素を発生しにくくしてくれるという一面もある。


参考…
若いときは、運動から生じる活性酸素の「プラス面」と「マイナス面」をくらべると、プラス面が大きいので、少し強めの運動をしてミトコンドリアを増やすことが効果的です。
しかし、高齢者は、老化防止機能は衰え、マイナス面(活性酸素の害)が大きくなっている。

結論…
高齢になったら、できるだけ「活性酸素を出さない運動」を。
もっと理想的には「活性酸素が少量になる運動」を心がける。

具体的には、
急激な運動のスタート、急激な運動の停止をできるだけ避けるように徹底する。
(一週間に3時間程度の運動で十分に効果を得られる)

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