体が若くなる技術〈5〉vol.2

体が若くなる技術 〈5〉vol.2
ミコンドリアを増やす運動習慣」



「筋肉痛にならない」は体が衰えきった証拠である

瞬間的な力を鍛えると思われがちな「筋トレ、ウエイトトレーニング」もやり方を間違えなければ持久力のトレーニングになる。

むしろ、一番効率的にミトコンドリアを増やすには、少し強めの力、筋肉の80%くらいの力を出すこと。
1分間位で良いから、80%の強さの力を出し、それを1日10回くり返すだけで、1~2週間もすれば、効率よくミトコンドリアが増えてくれます。


大切
赤筋ミトコンドリアを増やすには、短時間で少し強めの力を出す方が効果的。


注意
ウォーキング程度の運動は、有酸素運動として脂肪を燃やすには適切なのですが、ミトコンドリアを増やすにはあまり適していない。


参考
80%の筋力とは、100%以上の力を加えると筋肉が壊れて筋肉痛が生じます。
筋肉痛が生じない程度に頑張った力が80%と考える。
久しぶりに運動をしたり、重い荷物を持ったりして筋肉痛になってしまう。
その後も同じような運動を続けていくと、次第に筋肉痛にはならなくなる。
これは筋肉が発達し、それまでの負担に耐えられるようになったという証拠。



大きな誤解
筋肉痛に関しての大きな誤解。
・「筋肉痛にならない体」になればいいという誤解、特に高齢の方は注意。
・若いころは激しい運動をした翌日に筋肉痛になっていたけれど、
 社会人になってからは運動をした2日後に筋肉痛が出るようになった。

ほとんどの方がそのような経験をしたことがあるはず。


重要
筋肉が痛くなるのは、筋肉が壊れたときではなく、その筋肉を修復するために新しい筋肉が増えようとしたとき。


注意
「乳酸が溜まると筋肉痛になる」と言われるが、正確な表現ではない。
正しくは、筋肉が増えることでその筋組織が神経を刺激して痛く感じる。




年齢を重ねるほど筋肉の再生スピードは遅くなり、およそ2日かけて再生することになる。

それが2日後に筋肉痛になる理由。
何もしないで年齢をかさねると、筋肉痛は3日後、4日後とさらに遅くなる。
最後には筋肉痛そのものが起こらなくなる。


注目
これは筋肉の再生能力が低下しすぎたあまり、筋肉が破壊されても増えなくなったということを意味する。


注意
激しい運動をしても筋肉痛にならない場合は、体の機能が低下しているサイン。
その時は少しずつ運動することが肝心。


記憶する
体は下半身から衰えていきますが、下半身の衰えは転倒を招き、骨折につながることも珍しくない(再生能力が低下した状態の骨折)
寝たきり、車椅子生活に。


誤解
女性は運動することによって腕や足が太くてなることを嫌う人がいますが、それは白筋を鍛えた場合の話し。
赤筋を鍛えても腕や足が太くなることはありません。
安心して運命に励んでほしいです。
赤筋が増えれば消費エネルギー量、すなわち基礎代謝も上がるので、ダイエットにも大きな効果があらわれる。

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