体が若くなる技術〈5〉vol.1

体が若くなる技術 〈5〉vol.1
ミコンドリアを増やす運動習慣」



まずは「マグロトレーニング」はじめてみてください


「マグロトレーニング」とは?
マグロといえば赤身の魚の代表です。マグロは回遊魚で泳ぎ続けなければならないため、その筋肉は持久力のある赤い筋肉が発達しています。代表的な運動として、ジョギング・ランニング・エアロビなどが有効になります。


マグロは赤身魚、ヒラメは白身魚です。
何故「身」の色がこうも違うのか?
実はここにミコンドリアを増やすためのヒントが隠されている。
ミトコンドリアは全身の細胞に存在し、その中でも特に多い場所がある。
エネルギーをたくさん使う場所に多い。
もっともエネルギーを使っているのは、体を動かすこと、考えることの2つ。
おのずとミトコンドリアの多い場所は「筋肉」と「神経」。
私たちの健康を左右するのは「筋肉のミトコンドリア」です。


参考
筋肉には以下の3種類がある。
・心臓を動かす筋肉(自分の意思で動かすことができない)
・内臓を動かす筋肉(自分の意思で動かすことができない)
・運動したり物を運んだりする骨格筋(自分の意思で動かすことができる)


注目
ミトコンドリアを多く含む筋肉のうち、私たちが自分の 意志でコントロールできるのは「骨格筋」だけ。ですから、特別な筋肉を意識せずとも、いつもどうりトレーニングすれば、ミトコンドリアは増やすことができる。


注意点
トレーニングする筋肉は、
「瞬発力の筋肉」を鍛えるのではなく、
「持久力の筋肉」を鍛える運動をしなければならない。


大切
骨格筋には「赤い筋肉(赤筋)」と「白い筋肉(白筋)」がある。
両方が混じり合ったピンクの筋肉もある。
赤い筋肉は、持続力の強い筋肉。
白い筋肉は、瞬発力の強い筋肉。
ミトコンドリアの多い筋肉は赤筋です。


結論
赤筋を鍛えれば良い(持続力の筋肉を鍛える)「マグロトレーニング」が有効!






最大心拍数は60%がちょうどいい
「マグロトレーニング」の特徴はなんといっても簡単に、誰でも、どこでもできるということ。

ランニングは「マグロトレーニング」の代表。
自分の体力に合わせて運動量を調節でき学生からご高齢まで、誰でも自分のペースではじめることができる。


参考
ジムに定期的に通っているのであれば、バイク運動やランニング運動をゆっくりと行うのが良い。ただし、息が切れる程の運動は必要ありません。
私たちの体はあせらずゆっくりとした運動さえすれば、赤筋が発達し、ミトコンドリアが増えるようにできている。


大切
長く続けられるのは、その人が持つ限界の60%程度の運動量です。
運動量の60%とは?"心拍数"を考慮する。


★「ほどよさ」の運動量とは、
最大心拍数の60%になるように抑えながら行うとちょうと良い具合になる。



参考
スポーツジムにあるマシ-ンであれば、必ずと言っていいぼど心拍数を測るための装置がついているので、利用しましょう。

個人差があるが、、
・30才の人なら「脈拍135」を目安に
・40才の人なら「脈拍130」を目安に
・50才の人なら「脈拍125」を目安に

上記の脈拍数を目安に「マグロトレーニング」をすると、ミトコンドリアは増えてくれる。


注意
体力には個人差があるので "やや疲れる" と感じたら。
70%の強さだと思い、少し緩めれば良い。


★マラソンやジョギングといった持久力に関するトレーニングは、
1~2週間で効果が出るのを実感しやすいトレーニングです。




ミトコンドリアは体の機能を動かすエネルギーをつくるとても大切な場所です。

それだけにミトコンドリアを増やすには、1年、少なくとも1ヵ月はかかると思われる方が多いようです。
ところがミトコンドリアの変化は以外と短時間で起きる。
ミトコンドリアは1週間もあれば増えてくれる。
(60%の運動量のバイク運動を毎日2時間ほど続ければ)
わずか1週間で1.3倍、1ヵ月後には2倍までにミトコンドリアが増えるという結果もある。

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