酵素について Vol.2「体内酵素の働きが低下すると、 全身で老化現象が起こる」

酵素が、老化や病気のもとになる
活性酸素を中和する


人間が老化していくメカニズム

呼吸で体内に入った酸素の約2%は、活性酸素に変化すると言われている。
活性酸素が細胞を酸化させて、体をサビつかせる。
体には、この活性酸素に対抗して体の酸化を防ぐ「SOD•グルタチオンペルオキシダーゼ」などの「抗酸化酵素」がある。
これらの酵素がないと働きが悪くなり、老化はどんどん進んでしまう。


酵素不足で、シミ•シワ•白髪•抜け毛に

●肌のターンオーバーにも代謝酵素(分解酵素•合成酵素)が関与

酵素がうまく働かなければ、シミ•シワに。

●UVは肌細胞の遺伝子(DNA)を傷つけてしまう

MSH(メラニン細胞刺激ホルモン)の分泌を高め、色素沈着。
 

●白髪は、髪の毛の中に含まれるメラニン色素量で決まる

メラニン色素は毛根の部分にある毛母細胞でチロシンから作られる。
この合成にも酵素が必要。酵素が足りないと白髪になる。

●抜け毛や薄毛にも、もちろん酵素が関わっている

髪の毛も肌と同じように、一定のサイクルで生まれかわる。
すなわち生え変わっている。従って、酵素の働きが悪くて、毛母細胞の新陳代謝が悪くなれば、新しい毛は作られなくなり、薄毛になったりする。
 
 
 

老眼も酵素が不足することで起こる

老眼は目のまわりの筋肉が低下してしまい、ピントが合わせにくくなってしまう現象。
足腰が弱くなるのも、細胞の新陳代謝が低下して、新しい筋肉が作られず筋肉が落ちて起こる老化現象。
どちらも酵素が関与。

年をとると、とっさの反応が鈍くなり、つまずいたり、転んだり、反射的な動きが悪くなったり、疲れが取れにくくなることを実感する。
こうした老化現象のほとんどは、酵素の働きが低下して細胞の代謝がうまくいかないことで起こると考えてよい。
つまり、体内酵素をしっかり活性化させることが老化を遅らせ、疲れの回復を早めることにもなる。
 

身の回りで活性酸素を増やす要素

飲酒・タバコ・精神的なストレス・激しいスポーツ・細菌・ウィルス・残留農薬・大気汚染・ダイオキシン・有害金属・ケガ・UV・放射線・電磁波・抗ガン剤・添加物・着色料・肥満・発がん性のある食品・過酸化食品・手術を受けた時、、等。

活性酸素を増やすこれらの物をできるだけ避けて、体の中にサビを作らないように心がけると同時に、さまざまなストレスに強い体を作っておくことも大事。

自分にとって良いストレスか悪いストレスかは「自分が心地良いと感じられるかどうか」
「負担にならないかどうか」を目安にするとよい。

=重要=
「健康的な人」にとっては、適度なストレスは心身を鍛える効果があり、ストレスに強い体を作れる。
従って、体内に生命エネルギーがあふれている子供のころから、適度に小さなストレスをかけると良い

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