低体温と病気 〜体温を上げる健康術〜 糖質

糖質を控えて体温アップ

低体温の人は低体温ゆえに、37度の深部体温と酸素を必要とするミトコンドリア系よりも、糖質をとり酸素を必要としない解糖系にエネルギー生成を頼ってしまいがち。

中でも分解に時間を必要としない砂糖をとると、すぐに血糖値も体温も上がりますが、またすぐに下がる。
その結果、空腹となり甘い物を求める悪循環を起こし、インスリンの分泌を頻繁に増減させ膵臓を疲れさせる。
インスリンの分泌は低体温の人の場合、低下傾向にあり、糖質をとり過ぎると血糖値が下がらなくなる。
  ↓↓
長く続くと糖尿病になってしまう。

大切…
糖というと、
ご飯・パン・麺類などの主食、砂糖類・イモ類に多く含まれている。

解糖系の原料そのものの糖質を制限すれば、
解糖系のエネルギー生成は自然に縮小される。
  ↓↓
ミトコンドリア系を中心にエネルギーがつくられるようになるので、低酸素・低体温から抜け出せて、体温も上昇するようになる。

糖質を制限すると、体は、
  ↓↓
たんぱく質をアミノ酸に脂質を脂肪酸にかえて細胞内に取り込み、ミトコンドリア系で分解してエネルギーに変化させる。(特に脂質は脂肪酸に分解された後は肝臓でケトン体に変り、全身に運ばれミトコンドリアで活動エネルギーになる)

大切

体が糖質制限に適応できると、
糖尿病の人は、ケトン症を招くと危険視されてきたケトン体をエネルギーに変え、血糖値も正常に安定する。
  ↓↓
血糖降下剤やインスリン注射の必要性もなくなり、血糖を制限する方が元気になる。
甘い物は老化を招く

甘い物のとり過ぎは、体の中の重要なたんぱく質が糖と結びつき、
AGEs(advanced  glycation  endproduct)に変化させ(糖化)全身の機能低下、老化を引き起こす。

-肌の糖化-
◊コラーゲン線維の弾力が低下してキメが粗くなり、シワ・くすみの増加・たるみ・かさつき・ゴワつきたなどが起こる。
◊肌のターンオーバーも延びるので、代謝機能が低下する。
◊髪もコシやつやがなくなる。

-体の糖化-
◊AGEsが多く蓄積され糖尿病
◊さらに蓄積が進むと発症の危険がある病気
・白内障などの目の病気
・脳の老化によるアルツハイマー
・血管の病気の動脈硬化
・骨量減少や骨粗鬆症

などの発症の危険性がある




体を冷やす冷たい食べ物を控える

低体温の原因のひとつに、アイスクリームやアイスコーヒーなど冷たい食べ物や飲み物の取り過ぎがある。

夏は体温を放散させやすいように血管が拡張して、体温が奪われやすい状態になっているため、クーラーで冷やされると体の深部まで冷えきってしまう。
たとえば、冷房の効いた部屋で1日3〜4杯もアイスコーヒーを飲む生活を1週間も続けると、あっという間に体温は下ってしまう。

冷たい物を飲むと胃腸は急速に冷やされ、
体は冷えた胃腸を体温の37度まで温めようとするため、エネルギーの要求量が高まり、
夏バテになる。

腸を冷やすと、腸管免疫を担うパイエル板から、白血球の中に細菌が入り込み、
ミトコンドリアのエネルギー不足で細菌を処理できないまま、白血球が静脈血の中を通り、体中の細胞にばらまかれ、細胞内感染症を起こす事になる。

重要…
夏こそ温かい飲み物を飲んで、体を温める対策が必要です。

冷えと血流の滞り

▼男性は筋肉が多いこともあり、あまり冷えを感じにくい。
▼体の中にあるべき熱が、顔の方へ逃げて、ほてりを伴う人が多く、冷えより熱さを感じる男性が多い。
▼動物性たんぱく質や甘い物のとり過ぎの人は血が汚れ、皮膚からに臭いを放っている。
▼その臭いを蚊がキャッチし、汚れた血がたまっているところを刺す。
▼刺された場所を見れば血流の滞りがどこにあるかわかる。

 

カリウム40の放射線を食べ物から取り入れる

自然界に存在する放射線は、とても微量で体にプラスの刺激を与えてくれる。
こうした微量放射線は野菜に多く含まれ、カリウム40と呼ばれる。
(カリウムには、重さの異なる3種類のカリウムがある。そのうち0.01%〈1万分の1〉の割合で存在しているカリウム40が放射性物質です)

カリウム40は、野菜・果物・玄米などの未精製食品や海藻に多く含まれている。
何故こうした食べ物を取る必要があるか?
  ↓↓
カリウム40を補給することで、
微量放射線が細胞中でミトコンドリアに放射されて、栄養素(食べ物)の中から水素分子が引き離され、
  ↓↓
ミトコンドリアのエネルギー生成がしやすくなり、太陽エネルギーと同様の働きを示す。

体内のカリウム40は、1秒間に4000個の放射線を出し崩壊しながらカルシウムに変化する。
従って野菜・果物・海藻をしっかり食べていれば、わざわざ牛乳やカルシウムのサプリメントを取る必要がない。

★カリウム40★

ミトコンドリアを元気にし、低体温の克服につながる。
カリウム40の多い食材

カリウム40は、生の野菜ではホウレン草・ジャガイモ・ニンジン・乾燥した小豆や大豆・生の枝豆・海藻類では焼海苔・茎わかめ・刻み昆布・干しひじきの多く含まれる。

植物油・絹豆腐やコーラ・焼酎にはほとんど含まれない

このブログの人気の投稿

酵素について Vol.13

体が若くなる技術〈3〉vol.2

女性の病気 徹底検証 ~西洋医学的考え~ 卵巣の病気…②