女性の病気 徹底検証 ~西洋医学的考え~ 子宮の病気…⑦
◆子宮頸がん
主な症状:初期は無症状、不正出血、セックスの後出血、おりもの 等
・早期発見でほぼ100%治る子宮頸がん。
・最近20~30代に増えている。
・若いからと安心しないで検診を受けましょう。
セックスの経験があれば誰でもかかる可能性がある。
子宮頸がんはセックスで感染するヒトロパピローマウイルス(HPV)というウイルスが大きな原因のひとつ。
40~50代に多発しますが、 最近は初体験の年齢が下がっていることなどから、
20代でかかる人が増えている。
まずは病気に関心をもち、検査を受けることが大切です。
各自治体で20歳以上を対象に子、宮頸がんの住民検診が行われています。
病院での自費検診より安く受けられます。
また、社員の検診費用を補助する企業も増えてきています。
どんな病気?
子宮の入り口、頸部にできる癌です。
進行すると不正出血や性行為の際に出血が見られたりしますが、 初期には自覚症状がまったくありません。
子宮の入り口という見やすい位置にできるがんのため、 検診を受ければ早期でも確実に発見することができます。
がんになる前はには「子宮頸部異形成」という前がん状態があり、
検診ではその状態でも見つけることが可能で、 定期的な検診が有効です。
がんになる前に発見できるという点では「予防できる癌」 でもあるのです。
また、がんといっても治癒力が高く、早期発見、 早期治療でほぼ100%治る病気です。
がん発生の原因となるのは、ヒトロパピローマウイルス(HPV) 16型・18型などの感染です。
HPVはよくみられるウイルスで、 性体験のある一般女性の多くが感染します。
感染してもほとんどの場合は免疫力によってウイルスが自然消滅し てしまいます。
消滅せずに感染したままの状態が続くと細胞に変化を起こし、 がんになることがある。
がんになるには、前がん状態をへて、 感染から10年以上もかかるといわれています。
子宮頸がん検診を受けることは前がん状態でみつかるのでがんの予 防になります。
20歳から定期的な検診を受けましょう!
〓〓〓ドクターアドバイス〓〓〓
子宮頸がんと喫煙の関係
喫煙習慣は子宮頸がんになるリスクを高くすることがわかっていま す。
喫煙によって子宮頸がんの原因となるHPVに感染しやすくなり、
さらに前がん状態の異形成から癌化するといわれています。
タバコを吸わない人にくらべて子宮頸がんにかかるリスクは2倍以 上との報告もあります。
禁煙をすればそのリスクは徐々にさがり、禁煙を続ければ、 タバコを吸ったことのない人と同じレベルまでリスクが下がるとい われます。
1日でも早く禁煙することが大切です。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
検査は?
問診や内診に続き、 異常な細胞がないかを調べる細胞診が行われます。
この細胞診が子宮頸がん検診のもっとも一般的な検査です。
自治体などで行われる集団検診でも行われるものです。
細胞診の結果、異常が疑われれば、 コルスコープ診や組織診など精密検査に進みます。
初期には自覚症状がまったく出ないため、 早期発見のためには症状が何もなくても、 定期的に検診を受けることが必要です。
● HPV検査
細胞診と同様に採取した細胞で、ヒトロパピローマウイルス( HPV)に感染していないかを調べる検査です。
細胞診とHPV検査をあわせて行う事で前がん状態の発見がほぼ見 落とさなく行えるとされています。
いまの段階で細胞に異常がなくても、HPV感染状態が続くば、 将来、異常な細胞ができる可能性もあります。
HPV検査の結果が陽性であれば、 定期的に子宮がん検診を受けましょう。
30歳以上ではおよそ10人にひとりが陽性といわれます。
〈自分でできるHPV検診キットも販売されていますが、 うまく細胞が採取できないこともあり、 正確な判定がでるとはかぎりません〉
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子宮頸がんの検診と診断の流れ
検査・診断は一般的に次のように行われます。
(1) 問診 … 月経周期や妊娠、出産経験、症状などの質問で情況をつかむ
↓
(2) 内診 … 触診や視診で膣内や子宮に異常がないかみる
↓
(3) 細胞診 … 子宮頸部を綿棒などで細胞を取り、顕微鏡で異常な細胞がないかを調べ、クラス分類する。
簡単な検査で痛みはない。
↓
(4) コルスコープ診 … 細胞診で異が疑われた場合、コルスコープという拡大鏡で頸部の表面を拡大し、
よりくわしく監察する。痛みはなく出血もすぐ止まる。
↓
(5) 組織診 … コルスコープ診で異常が疑われる部分から組織を採取して顕微鏡で調べる。
がんの程度やタイプがわかる。
↓
場合により画像検査も行って進行期を判断する。
MRI検査・CT検査 … 他の臓器への転移、リンパ節への転移、がんの広がりを調べる。
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次は「どう治す?」
治療方です。
主な症状:初期は無症状、不正出血、セックスの後出血、おりもの 等
・早期発見でほぼ100%治る子宮頸がん。
・最近20~30代に増えている。
・若いからと安心しないで検診を受けましょう。
セックスの経験があれば誰でもかかる可能性がある。
子宮頸がんはセックスで感染するヒトロパピローマウイルス(HPV)というウイルスが大きな原因のひとつ。
40~50代に多発しますが、
まずは病気に関心をもち、検査を受けることが大切です。
各自治体で20歳以上を対象に子、宮頸がんの住民検診が行われています。
病院での自費検診より安く受けられます。
また、社員の検診費用を補助する企業も増えてきています。
どんな病気?
子宮の入り口、頸部にできる癌です。
進行すると不正出血や性行為の際に出血が見られたりしますが、
子宮の入り口という見やすい位置にできるがんのため、
がんになる前はには「子宮頸部異形成」という前がん状態があり、
検診ではその状態でも見つけることが可能で、
がんになる前に発見できるという点では「予防できる癌」
また、がんといっても治癒力が高く、早期発見、
がん発生の原因となるのは、ヒトロパピローマウイルス(HPV)
HPVはよくみられるウイルスで、
感染してもほとんどの場合は免疫力によってウイルスが自然消滅し
消滅せずに感染したままの状態が続くと細胞に変化を起こし、
がんになるには、前がん状態をへて、
子宮頸がん検診を受けることは前がん状態でみつかるのでがんの予
20歳から定期的な検診を受けましょう!
〓〓〓ドクターアドバイス〓〓〓
子宮頸がんと喫煙の関係
喫煙習慣は子宮頸がんになるリスクを高くすることがわかっていま
喫煙によって子宮頸がんの原因となるHPVに感染しやすくなり、
さらに前がん状態の異形成から癌化するといわれています。
タバコを吸わない人にくらべて子宮頸がんにかかるリスクは2倍以
禁煙をすればそのリスクは徐々にさがり、禁煙を続ければ、
1日でも早く禁煙することが大切です。
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検査は?
問診や内診に続き、
この細胞診が子宮頸がん検診のもっとも一般的な検査です。
自治体などで行われる集団検診でも行われるものです。
細胞診の結果、異常が疑われれば、
初期には自覚症状がまったく出ないため、
● HPV検査
細胞診と同様に採取した細胞で、ヒトロパピローマウイルス(
細胞診とHPV検査をあわせて行う事で前がん状態の発見がほぼ見
いまの段階で細胞に異常がなくても、HPV感染状態が続くば、
HPV検査の結果が陽性であれば、
30歳以上ではおよそ10人にひとりが陽性といわれます。
〈自分でできるHPV検診キットも販売されていますが、
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子宮頸がんの検診と診断の流れ
検査・診断は一般的に次のように行われます。
(1) 問診 … 月経周期や妊娠、出産経験、症状などの質問で情況をつかむ
↓
(2) 内診 … 触診や視診で膣内や子宮に異常がないかみる
↓
(3) 細胞診 … 子宮頸部を綿棒などで細胞を取り、顕微鏡で異常な細胞がないかを調べ、クラス分類する。
簡単な検査で痛みはない。
↓
(4) コルスコープ診 … 細胞診で異が疑われた場合、コルスコープという拡大鏡で頸部の表面を拡大し、
よりくわしく監察する。痛みはなく出血もすぐ止まる。
↓
(5) 組織診 … コルスコープ診で異常が疑われる部分から組織を採取して顕微鏡で調べる。
がんの程度やタイプがわかる。
↓
場合により画像検査も行って進行期を判断する。
MRI検査・CT検査 … 他の臓器への転移、リンパ節への転移、がんの広がりを調べる。
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次は「どう治す?」
治療方です。