体温を上げることの大切さ【その3】vol.2 ストレスが低体温をつくる

あなたは交感神経優位型か、副交感神経優位型か

【交感神経優位型の性格】
・アクティブ、アウトドア派
・何事に対しても積極的に
・休みでもあまり家にじっとしていない

【副交感神経優位型の性格】
・おっとり、のんびりのインドア派
・休日は自宅でゆっくりと寝てすごすのが好き

基本的に、アレルギーは副交感神経の過緊張によって発祥する病気でもあるが
もっとも副交感神経優位タイプでアレルギー体質を持っている人の場合は、
交感神経の過緊張によってもアレルギーが発祥・悪化してしまう。
これは、交感神経優位型の人と副交感神経優位型の人では、 交感神経が緊張した時に増える顆粒球に違いがある。

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顆粒球には「好中球」「好酸球」「好塩基」とある。

「好中球」… 生体内に侵入した細菌などを貧食して殺菌を行い感染を防ぐ役割。
       半数以上がこれである。

「好酸球」… アレルギー反応制御する役割。弱い貧食力を持つ。

「好塩基球」… アレルギー症状において炎症の誘導を中心的な役割を担っている
        と推定。生体免疫機能に関していると思われる。

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もともと交感神経優位型の人は、交感神経が過剰に緊張すると
好中球と共に好酸球も増えてしまう。

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好酸球はアレルギーの抗体と抗原をくっつける働きがあるため、
交感神経過緊張で好酸球が増えることで、アレルギーを発祥・悪化してしまう。




ストレスを受けると細胞もダメージを受ける

脳の視床下部(脳の間脳…大脳半球と中脳の間にある)でストレスが認識されると、
視床下部はストレスによって体が受けたダメージを回復さするため
脳下垂体に司令を出し、
副腎皮質に働き、ストレス軽減のためのホルモンを出す様に司令を出します。

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"コルチゾール" ホルモン分泌

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このコルチゾールは、視床下部・下垂体にフィードバックされる。


注目…
コチゾールとは疲労した細胞を元気に戻す働きを担っている。
人体の60%は水分です。
60兆の細胞がそれぞれ60%の水分を抱えている(多少ことなる細胞もある)
細胞にそれだけの水分を保たせているのは "マイナス75ミリボルト" という
細胞の内側と外側の "電位差"(電圧)です。

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ストレスが加わるとこの電位差に乱れが生じ、
その結果、細胞から水分や必要な栄養素も一緒にが失われ、
細胞自体の活力が低下してしまう。
こうした細胞レベルのダメージを回復させる事ができるのは
糖(グリコース)である。

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コルチゾールは、この糖が細胞に行き渡りやすくなるよう
血糖値をコントロールする働きをもったホルモンです。
コルチゾールが増えると血糖値が上がり、
コルチゾールが減少する〈正常化する〉と血糖値は低くなる。


参考…
コルチゾールが血糖値を上げるのに対して、
膵臓から出るインシュリンが血糖値をさげると思いがちだが、
実は、血糖値が上がった時にインシュリンが出るのは
細胞が血液中の糖分を取り込むためにインシュリンが必要だからなのです。

つまり、インシュリンとコルチゾールは、
単に反対の性質を持っているのではなく、
互いに協力しあって細胞に養分を送り込んでいるのです。

こうする事により、細胞が再び元気を取り戻すと
ストレスが消えたという情報が視床下部に行き、
視床下部 → 下垂体 → 副腎皮質 へと情報が流れ、
「もうコルチゾールをたくさん出さなくて良い」と司令が行き
ホルモン分泌が正常な状態に戻る。

注目…
従って、コルチゾールとインシュリンは一緒に働くため、
ストレス状態が続くと
副腎が疲れ疲弊するほどコルチゾールを出しているときは
インシュリンを出す膵臓も仕事量が増え疲れる。

結論…
たとえ太っていなくても、
食べ過ぎていなくても、
ストレスが多い生活をしていると、糖尿病リスクは高くなる!

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