体温を上げる事の大切さ vol.1

〜【その1】体温を上げると病気は治る〜


■ 体温が1℃下がると、免疫力は30~40%低下する


風邪気味の時にお風呂に入りますか?
以前は37゜Cあると入らない方がよいと‥
今はむしろ逆で、お風呂に入ってじっくり温めると、風邪の治りは早い。
(但し寒気を伴う高熱の時は控える)

何故…
体温を上げると免疫力が高まる。

結論…
体温が1℃下がると、免疫力が30~40%低下し、
逆に体温が1℃上がると免疫力は500~600%もアップする。

免疫力が上がるとは?
白血球の数が増えるのではなく
1つの白血球がもつ能力と精度がアップすること。

何故体温が高いと免疫力が高まるのか?
①血液の流れがよくなる
②酵素の活性が高まる

血流がよくなると、免疫力が高まるのは
白血球が主に血液中に存在しているから。



白血球の役割
白血球は血液を介して体の中を巡る。
これにより体の中に侵入してきた異物を発見するパトロール的役割をしたり、発見すると自ら対処し応援を呼び異物(バクテリア・ウィルス等)を駆除する。
故に、健康を保つ!



■ "風邪かな" と思ったら、風呂に入りなさい


我々の体は何をするにも酵素が必要。
酵素とは体内で化学反応が起きる時に必要な  "触媒"。
( 触媒=他の物質の化学反応を促進または抑制する物質。それ自身は化学変化は起こさない)


生命体が生きていくためには、様々な化学反応が絶えず行われている。

・食物やアルコール等を消化する "分解"
・栄養失調を体内に取り込む "吸収"
・細胞が新陳代謝しエネルギーを作り出す "代謝"
・老廃物を外に出す "排泄"

これらの全ての反応は全て酵素を触媒として必要。


この人間の生命活動や生命維持に必要な酵素は細胞中で作られる。

その酵素の生成にも別の酵素が使用される。

重要…
これらの酵素が活性化するのは、実は体温が37℃台の時。
体内の酵素は体温が高ければ高いほど酵素の働きは良くなる。
酵素が壊れるのは48℃以上

従って風邪を引いた時に発熱するのは、
血行を良くすると共に酵素活性を高めることで、
免疫力を高め、ウィルスを撃退する。
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風邪が早く治る!
但し湯冷めしない様に温かい格好で充分睡眠を取る様にしましょう





■ 微熱で解熱剤を使うのは本末転倒
風邪にかぎらず、体を温める事はどんな時にも実行すべき健康法

体がすぐれない時にも、とにかく体を温める事が大切  !
ところが多くの人は対極の事をしている。
もっとも多いのは風邪薬。一般的の風邪薬には、諸症状を緩和する薬品成分が色々含まれている。
しかも風邪の原因であるウィルスに対する薬剤はなし)

これらの症状を緩和する薬剤はほとんど交感神経を緊張させ、
副交感神経の働きを抑えてしまい、
その結果血行が悪くなり、低体温を招いて、免疫力が低下してしまう。

結論…
風邪薬を飲むのはかえって体にはよくない。

重要…
風邪薬よりもっと悪いのは "解熱鎮痛剤"

参考…
熱に弱い人や、普段から低体温の人は37℃でも熱ぽいだるさや、発熱のつらさを感じる事がある。
この様な人は体温が上がって体が免疫力を高めている。
従ってこの様な時は絶対解熱剤を服用すべきではない。

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