酵素について vol.6

 えや低体温が健康の「要」である体内酵素の働きを鈍らせる


快適さ・便利さを追求した文明社会が冷えを作る

冷えは、自律神経やホルモンバランスの乱れを招く

人間の体は非常によくできていて、体のどこかに不具合が出ると、それを自分で調整して、体を健康な状態に保とうとしています。

もし体が冷えていたら、
「体が冷えてきたぞ、温めろ」と脳から指令が出て、
全身に十分な血液をめぐらせ、
体温をキープしようとする。

体がもともと持っているこの体温調節機能がうまく働かなくなるのは、
自律神経やホルモンバランスが乱れるから。



= 大切 =

体温は、体表の毛細血管を収縮したり、
ゆるめたりすることでコントロールされている。

毛細血管を収縮させるのは ⇒ 交感神経
毛細血管をゆるめるのは ⇒ 副交感神経
この2つの自律神経のバランスが乱れると、体温調整できません。

しかも、自律神経とホルモンをコントロールするのは、
脳の中枢にある「視床下部」という同じ場所。

そのため、ホルモンバランスの乱れは、自律神経の乱れを招きやすく、冷えを起こしやすい。
 

人間が生きていくために必要なエネルギーの多くは筋肉の中で作られる

筋肉が少ないということは、熱を作る場所が少ない・足りない。
→ 冷えやすい。という事。

 

また、貧血症などの病気がある場合も、酸素不足で体が冷える

冷えの大きな問題は、生活習慣の乱れが大きな原因。
(冷房の使い過ぎ・おしゃれを優先した薄着のファッション・冷たい食べ物や飲み物を日常的に摂り過ぎている・睡眠不足・ストレス過多の生活  等々)

 

低体温の入り口は夏にあった

現代の「冷え」や「低体温」は、夏こそ要注意!!
冷房で冷やし、夏だからとアイスクリーム等の冷たい物を好んで食べて、体を内側から冷やし、服装も薄着ですごす。こういう環境が冷えをつくる。

 

昔と今では異なる夏バテの理由

昔の夏バテは、夏の暑さで疲れたり、体力が低下したり、食欲が落ちたりして夏やせすること。
現代の夏バテは、冷房が効いている場所とそうでない場所との温度差に、体が対応できずに起こっている。

 

=参考=

もともと人は、暑いところに行けば毛穴を開き、汗を出して体温を下げよう
とする。寒いところに行けば、毛穴も血管もギュッとしめ、心拍数を上げて体温を上げようとする。

こうした体温のコントロールは、自律神経が行う。

しかし、現代の夏の環境、冷蔵庫に入れた冷たい飲み物や食べ物を摂るのが普通の生活になった現代人は、冷たい刺激に鈍感、冷房の効いているところと効いてないところを出入りしているうちに、自律神経のバランスが乱れ、体温調節がうまくできなくなり、夏バテになる。


=大切=
自律神経の乱れを正す手っ取り早い方法は、体温を上げて、酵素を活性化させること。
 
=体が冷えてる人が間違ってもしてはいけないこと=
寒風摩擦や温冷水浴はしてはいけない。
これらの行為は、自律神経を鍛えるトレーニングになりますが、これらのトレーニングは健康な人がやって初めて効果が得られる。


=重要=
体が冷えていたり、自律神経のバランスが乱れている人、体力が弱い人などは、まず体を温めて酵素を活性化させることが始めましょう。


=参考=
猛暑の都会で冷房を使うな、というのではなく、上記の如く、体を冷やす要因が多いので、少しでも工夫して、夏にこそ冷えないように体を守ることが大切です。

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