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体が若くなる技術〈2〉vol.2

体が若くなる技術 〈2〉vol.2 ~ 「老いる仕組み」と「若返る仕組み」〜 ★ 体のことはエネルギー次第 老化を防ぐ機能は、少しずつですが衰えていく。 その結果、年を重ねるごとに修復しきれなかった「遺伝子の傷」が少しずつ溜まっていく。これが老化を招いている。 傷の蓄積が「少し」ですんでいるから、私たちはゆっくり老化していくことができる。 遺伝子は、細胞の中の部品を作り出す方法や、はたらきを決める「設 計図」の役割を果たしている。 遺伝子の傷の蓄積によって設計図が書き換えられてしまい、設計図 自体が正確でなくなってしまう。 すると、全体の働きがスムーズではなくなる。 いくら遺伝子の傷を修復する能力が高くても、その全てを完璧に修 復することはできない。 こうしてわずかな傷が加齢とともに蓄積することで、体の機能はど うしても低下する。      さらに遺伝子の傷の修復能力も低下する。 治しきれない傷の数も、年を経るごとに増え、"老いの循環" に陥っ てしまう。 このような中で "老い" の差が出る "遺伝子の傷" に加え "老化防止機能" が早く衰えるか、ゆっくり 衰えるか、その違いで決まる。 加齢による遺伝子の傷は避けられない老化 私たちの体は何をするにもエネルギーを必要とする。 もちろん遺伝子の修復をするにも活性酸素を除去するSODをつく るにも、 不要な細胞を除去するにも、エネルギーを必要とする。 エネルギーはミトコンドリアで必要に応じてつくられる。 従って、ミトコンドリア数が不足したり、ミトコンドリアの質が悪 くて十分なエネルギーをつくれなかったりすると、エネルギーは不足してしまう。 エネルギーは生きるために必要不可欠なことから優先的に使われ ていきます。 遺伝子の傷の修復は長い目でみれば重要ですが、それはすぐ生死に かかわるわけではないので優先順位は高くありません。 遺伝子の傷の修復より、今生きるために必要な「体温調節」や「呼 吸」の方がずっと優先順位が高い。 体もエネルギーをつくる能力が高ければ高いほど、 優先順位の低いところまで、きっちりと昨日させることができる。 十分にエネルギーをつくる能