投稿

3月, 2013の投稿を表示しています

病気になりやすい人、なりにくい人
〜 病気と自律神経の関係 vol.2 〜

イメージ
前月 に続き、「病気になりやすい人、なりにくい人」、病気と自律神経の関係を考えます。 健康は自律神経のバランスで決まります。 私たちの体は『脳』がコントロールしていますが、しかし、すべてをコントロールしているわけではありません。 生命活動の維持という点において、自律神経が脳と同じくらい大きな役割をしているのです。『自律神経は脳と同じくらい大切』 と言い切れる理由です。   =『神経』とは = 神経とは、私たちの脳と体をつなぐ『情報の道 』。 全身に張りめぐらされた『情報の道』を通じて情報が脳に送られ、また脳から指令が全身に伝えられるます。 ● 体性神経は知覚・運動に関わる神経 …   その働きを「意識」することができる。 ● 自律神経は無意識のうちに働く内臓・血管に関わる神経 …   その働きを意識的に動かすことはできない。 … 例えば … ・手は動かせる(意識して) ・心臓や腸は動かせない(意識して) = 自律神経の最も大事な働きは『恒常性』を保つという事 =   『恒常性』 とは、外部環境が変化しても、生体の内部環境を一定に保つ ということ。 … 例えば … ❶ 体温 体温は気温に関係なく、約36.5度に保たれている。 この温度は、私たちの体が活動するのに最適な温度。 ❷ 立ちくらみ (横になった状態から急に起き上がるとおこる事がある) これは『起立性低血圧』『脳貧血』と呼ばれる。 原因は、頭が急に高い位置に上がったため、血圧が低下し、 脳に行く血液が減ってしまうからです。 この時血液は、重力の影響で足の方にたまっています。 血管の圧力が低下していることを感知すると、瞬時に血管が収縮し、足にたまった血液が心臓に戻り、脳に行く血液を増やしてくれます。   = そ の他の自律神経の主な作用 =   血液循環・呼吸・消化吸収・排泄・免疫・代謝・内分泌システム。 その調節には自律神経が深く関わっている。 … 大切 … 自律神経がなければ、人は生きられない! もし自律神経が働かなかたならば、脳と体は外部の環境変化によって大きく左右され、充分に機能する事ができなくなる。 自律神経は「体の危機管理システム」であるとともに、生命活動を維持する上でなくてはなら