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体が若くなる技術〈2〉vol.1

体が若くなる技術 〈2〉vol.1 ~ 「老いる仕組み」と「若返る仕組み」〜 ★ 浦島太郎は「おじいさん」ではなく「病人」になっていた 平均寿命はのびたのに「ヒトの寿命(最長寿命)」は変わらない。 何故…。それは「老化」。人間である以上避けられない現象。 人間にとって「死」と同じく避けられないのが「老化」。 「老化」は「死」ほど平等ではない。 そ もそも「老化」はどのような現象なのでしょうか。 「老化」は時間をかけてゆっくり起きる現象。 人はどんな人でも必ず死ぬ。「死」に至る過程で体の機能は少しずつ衰え、 この衰えは逆行させることはできない。 つまり「老化」という現象を逆戻りさせることは不可能。 「老化」は加齢に伴って少しずつ起きる変化。 なので、浦島太郎の変化は、科学的に分類すると、あれは「病気」。 老化はなぜ避けられないか? 生命進化の歴史の中でエネルギーを生み出す材料として「酸素」を 使うことを選んでしまったから、私たちは老化することになった。 私たちは呼吸をしないとすぐに死んでしまう。 生きるために必要不可欠なエネルギーをつくるのに「酸素が必要」。 効率よくエネルギーをつくり出すために酸素はとても有用。 しかし、体内に取り込まれた酸素の一部はエネルギーを作る過程で、 どうし ても体に有害な物質に変わってしまう。 それが「活性酸素」。 活性酸素が体に有害なのは、酸化力が強く、細胞のなかのものをそ の強い酸化力で傷つけてしまうから。 中でもっとも深刻な被害が遺伝子を傷つけてしまうこと。 ★ 私たちの遺伝子は「1日に10万ヶ所」も傷ついている 遺伝子の傷は活性酸素によるものだけではなく、 細胞が生まれ変わる際の「コピーミス」という形でも生じる。 私たちの体は、約60兆個の細胞によって構成され、その細胞が 定期的に「入れ替り」をすることで生命活動を保っている。メンテナンスを行っているようなもの。 人の細胞は年齢・個体によって差がある。 おおよそ1日に200個に1個の割合(0.5%)で新しいものに 入れ替わっています。 昨日の自分と今日の自分は、見た目はまったく同じに見えるが、構成 している細胞の0.5%は新しいものに入れ替わっている。 昨日と違う自分、