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体が若くなる技術〈4〉vol.2

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体が若くなる技術 〈4〉vol.2 「 メタボはエネルギー代謝の病気である」 ◆ メタボは体によくないが「やせすぎ」はもっと悪い 2008年4月から厚労省は40才以上の公的医療保険加入者を対象に 「特定保険健診・特定保険指導」を義務づける。 いわゆる 「メタボ検診」。 この導入により病気の発見・予防につながったと言う人や、メタボ を解消しようとする人も増えてきている? 重要 … メタボより、やせすぎのほうが寿命を短くしてしまう。 参考 … 肥満度を知る指標 : BMI(Body Mass Index・ボディマス指数) この計算であらわされるもので、 ・数値が25以上だと肥満 ・18.5未満がやせ  と判断される (厚生省はもっとも病気になりにくいのは、BMIの数値が22のとき) 重要 … 国立ガンセンターの疫学調査によって、もっとも寿命が長いのは、 BMI値が25~27の軽度肥満の人 だと判明。 やせている人(BMIが18.9以下)たちの死亡率は、BMIが3 0以上の肥満の人と同じ。 推測 … やせすぎの人の寿命が短くなるのは脂肪だけではなく、筋肉の量も 極端に少ないことが原因なのでは? なぜ … 私たちの体の中で、もっとも多くのエネルギーを消費するのは筋肉。 筋肉は全体の約50%ものエネルギーを消費。 その筋肉が少ないということは、エネルギーをつくる能力も極端に 低い。 やせすぎの人は免疫力が低くなることがわかっている。 これはミトコンドリアのエネルギー不足が原因。 重要 … 私たちが健康な体を維持するためには、まず必要なエネルギーをき ちんとつくれる体であることが大切。 ◆ 脂肪細胞はやせている人の味方をする メタボはなぜ危険なのか? それはすべての健康の基本である、エネルギー代謝の異常によって引き起こされる。 注目 … 脂肪細胞自体はけして「悪者」ではない。 むしろ、脂肪細胞は血液を通じて全身にエネルギー源を供給すると いう、非常に大切な役割を果たしている。 大切 … 中性脂肪はミトコンドリアのはたらきによって、エネルギー源とし て体内で消費されますが、中性脂肪のままではエネルギー源になりません。