酵素について vol.4

酵素は各臓器でこんな働きをしていた…②


筋肉
筋力の低下は酵素力を鈍らせ、新陳代謝を悪くする。

酸素の働きが低下して筋肉細胞の新陳代謝が衰えると、筋肉が低下して、足腰が弱くなったり疲れやすくなる。

= 注目 =

高齢になればなるほど筋肉量は減る。
 ↓↓
筋肉に負荷をかける適度なトレーニングで、
筋肉量を増やすことができる。
 ↓↓
熱を生産することができ、体内の酵素も活性化される。
 

心臓

規則正しい拍動は酵素の働きのおかげ

心臓の細胞の中で電気信号が作られ、
その電気信号が心臓の筋肉を刺激して収縮させ、血液を送り出す。

この電気信号を作り出すのが、ナトリウム•カリウム•カルシウム。
こういったミネラル調整にも酵素が深く関わっている。



血管
血圧をコントロールしたり酵素や老廃物を運ぶ。

血管を収縮させたりゆるめたりする物質を作る酵素がバランス良く働いて、血圧は正常にコントロールされている。

○血糖値のコントロールにも酵素が関係している。
○赤血球が全身の細胞に酸素を運んだり、不要になった老廃物を運び出せるのも酵素。
 
 
 

腎臓
酵素力の低下が腎不全などを引き起こす。

腎臓は血液中の老廃物をろ過する。
1日に約150リットルもの尿を作り、
その99%(水分•ブドウ糖•アミノ酸•ミネラル等体に役立つ成分)が体に再吸収され、
約1.5リットルが実際の尿として体外に排泄される。
 
=重要=

上記の腎のメカニズムは、酵素の働きが低下すると尿を作ったり、再吸収がうまくいかない腎不全になると老廃物が排泄できない。

 

 

酵素には限りがあるってホント?

タバコは酵素の働きを鈍らせる天敵

酵素はタンパク質でできている。
植物の酵素は体内に入るといったんアミノ酸に分解され、
体の各細胞が必要に応じて酵素の原料として使われる。

酵素を作ったり酵素をきちんと働かせるためには、
活性酸素を中和する抗酸化、骨•血液•筋肉を守るために働く酵素など、ミネラルがないと働くことができない酵素も体内にたくさんある。
 
=重要=

酸素反応を円滑に行うにもビタミン•ミネラルが必要。
(ビタミン•ミネラルを意識した食事、サプリメントの摂取が必要)

=注目=

タバコはビタミンを失わせる。
(タバコ1本でビタミンCが1g失われる)
  ↓↓
食材からビタミンC1gを摂取するには、
イチゴ1kg・レモン2kgを食べなければならない。



”酵素を使い切ると、寿命が尽きる” という説も

アメリカのエドワード・ハウエル博士が提唱している「酵素寿命決定説」。

酵素は必要に応じて作られ、
一生で作られる酵素の量は決まっていて、酵素には限りがあるという説。

従って酵素のムダ使いをすると寿命が短くなる。
(体を酷使したり、大きなストレスを感じ続けたりすると、酵素がどんどん消耗して寿命も短くなる)
 
=重要=

不規則な生活習慣が酵素を減らすことがあっても
増やすことはないと言えそう。
 

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