酵素について その2

 

★酸素の活性化が病気を撃退する


◎免疫細胞がしっかりと働けるのも酵素のおかげ

酵素は体の免疫機能にも深く関わっている。
免疫が衰えると、細菌•ウイルス感染したり、疲労•不眠•ストレスをいつも以上に感じる。

免疫力の主体は「白血球」という免疫細胞。
白血球には大きく分けて「単球」「リンパ球」「顆粒球」の3種に分類される。
それぞれの細胞が異なる酵素を持っており、
それぞれ別々の働きをする。

=参考=
免疫細胞の約6割を占める顆粒球は酵素の塊

=大切=
免疫細胞の中できちん酵素が作られ、その酵素が活性化している人
は免疫力が高いと言える。

 

発酵食品で腸のコンデションを整えて免疫力アップ

免疫細胞である白血球は、外から異物が入ってきやすい腸にたくさんある。
腸内には免疫に大きく影響を与えるものがある。
  ↓↓
 腸内細菌
  ↓↓
“腸内細菌”は、腸管•肝臓•腎臓•脳などにある酵素を良い状態にコントロールしているとも言われている。

腸内細菌は大きく分けると「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分けられる。

・善玉菌の代表的なものは乳酸菌。
・悪玉菌の代表的なものは大腸菌・ウェルシュ菌
 (悪玉菌の中にも食物を分解するなど体に役立つ働きをしている菌もある)
・日和菌は腸内環境の良し悪しによって善悪のどちらでもなりうる菌
  ↓↓
善玉菌と悪玉菌のバランスが保たれていて初めて人は健康な体を保てる。
 
 

=注目=
いくら体に良いと言われている善玉菌を外から入れても、
自分の体に合わないと判断されると、
菌はすぐになくなってしまう(勢力争い)。

腸内環境をよい状態に整えるには、自分の腸内の善玉菌を増やすのが一番。
腸内の善玉菌を増やすには、発酵商品をとるのが手軽な方法。

=参考=
発酵商品…みそ•しょうゆ•酢•納豆•漬物•かつおぶし•くさや•日本酒•焼酎、等々

 

◎冷たいままより、温めて食べるのが正解

どんなにからだによい発酵食品でも、冷して食べたり、冷たいまま食べるのはよくない。
冷たいものを口に入れた瞬間、脳の判断により腸管の血流が悪くなり、たちまち酵素の働きが悪くなる。
酵素は温度が高い方が活性化する。常温又は温めて体の中に入れるのがよい。

=注意=
すべての食品について言えることだが、体が強い人、体力に自信がある人は、生や冷たいままで食べてもOK。
  ↓↓
体に小さなストレスを与えることで、
より大きなストレスに耐えられる強い体を作れる。

=重要=
体が冷えている人や弱っている人は、どんなものでも温めて食べた方がよい。

=参考=
体が冷えて胃腸が弱っているような人の場合、
体によいと思って食べた酵素食品で、下痢をしたり便秘をすることがある。
 ↓↓
=大切=
体の弱い人は体によい発酵食品でも、少量ずつ食べて徐々にからだを慣らす。
 

★体のエネルギーは酵素で作られている

栄養補給しても、酵素がないとエネルギーが作れない

人間が生きて生活するためには、その活動の源となるエネルギーが必要。
細胞の中でエネルギーを作り出す過程において実に多くの酵素が働いている。

栄養が入ってこないと、体は酵素を使って栄養を作る

断食等をして、エネルギーのもとが外から全然入ってこなくなったら(すなわち、糖質からエネルギーが得ることが出来ない場合)
  ↓↓
体は酵素をかりて、“ケトン体”という物質を作り出す。
  ↓↓
このケトン体は主に肝臓で作られ、
細胞のミトコンドリアによってエネルギーを産生する。
 
=目的=
人間は多少食事を抜いても、エネルギーが不足しても、
速やかにケトン体が作られるため、エネルギー不足に陥ることなく活動できる。従って短期の断食は耐えられる。

=参考=
体内でケトン体が増えることを「ケトン症」と呼ぶ。
一過性のケトン症は断食をしたときだけでなく、
激しい運動をしたときにも起こる。

=注意=
糖尿病などの基礎疾患があると、体内にケトン体が蓄積され過ぎて体が酸性に傾いてしまい、体が酸性体質となる。
  ↓↓
糖尿病や腎不全の人は、命に関わる場合があり、持病のある人は無理なダイエットや断食は要注意。

このブログの人気の投稿

酵素について Vol.13

体が若くなる技術〈3〉vol.2

女性の病気 徹底検証 ~西洋医学的考え~ 卵巣の病気…②