体内酵素を活性化すると健康になれる 〜体内酵素とは何か〜

 

酵素の働きが悪いと病気になる…老ける

代謝とは、体の中で起きているあらゆる化学反応

・例えば息を吸って吐き出す呼吸
・食べた物を消化して栄養として吸収すること 
・心臓や手足を動かすエネルギーを作ること
・体温を一定に保つために熱を作ること
・古くなった細胞を新しく作り変えること
・古くなった物質を排除すること

体の中で行われるこうした化学反応のすべてを「代謝」という 。


重要
この代謝をスムーズに行うために働くのが、
体の各部位で作られている「酵素」

酵素は体内で行われる、さまざまな化学反応の速度を速める働きをします。

酵素が働くと、同じ反応を酵素なしで進めるより、1000倍から100万倍、スピードアップする。

 

では、もし体の中の酵素の働きが低下したり、酵素が働かなくなると・・・

 
皮膚や毛髪・筋肉・各臓器など、人間の体の大部分は、タンパク質・脂質・糖質等でできている。酵素が働かないと、古い角質をこわしたり、新しい細胞・組織を作ったりすることができない。

① 例えば…
酵素の働きが低下して皮膚細胞の代謝が悪くなれば、
古い皮膚から新しい皮膚への生まれ変わりがスムーズにできず、シワ・シミが増えるなど老化が進む。

② 例えば…
胃腸で酵素がきちんと働かなければ、
いくら栄養バランスを考えて食事を摂っても食べ物を十分に消化・分解・吸収できず、栄養が入ってこなければ、体はエネルギーを作ることもできない。

③ 例えば…
肝臓で働く酵素の働きが衰えれば、肝機能が低下して体内に毒素がたまってしまい、肝臓の働きがスムーズでなくなる。

④ 例えば…
脳の酵素が十分に働かなければ、脳の正常な活動ができない 。

このように、酵素の働きが低下すると、体のあちこちにさまざまな不調を感じ、病気・老化の亢進・美容トラブルの悪化が起こる。



体内の主な酵素は約5000種

ある酵素は特定の物質にしか作用せず、特異性がある。
細胞の中では常に数百種以上の化学反応が起こっています。
その1つ1つの化学反応を間違ったり混乱したりせずに正確に行え
るのは、ひとつの酵素が1つの反応だけを進めるから
 

酵素の反応速度は、温度とpHに影響される

大切な酵素の働きを良くするための大事なポイントは、
温度とpH(水素イオンの濃度)。

温度は…
基本的に酵素は温度が高い方が活性化し、反応速度もアップする。但し、温度が高すぎると熱によって変化して、その役割を果たせなくなる。(殆どの酵素は60℃位で失活)

pHは…
各酵素によって異なるが、多くの酵素は中性付近で反応速度が高くなる。
 
参考…
赤ちゃんは体温が高く、年をとるにつれて体温は低くなる。

これは年をとるにつれて、酵素の働きが悪くなってくること。
(年をとると体温が下がるのは、代謝が落ちて熱を生産する力か衰えるから)

代謝が落ちる → 熱を作る力が衰える → 酵素の働きが悪くなる → 代謝が落ちる。

 ↓↓   
対応策は「体温を上げる」こと。



 

必要な酵素は作られ、
不要なものは作られなくなる

体が作ることのできる酵素の量は、遺伝子で規定され上限がある。
しかも上限までの範囲内ならば、体が必要とした時に酵素は作られ、
逆に、「この酵素は不要だ」と判断すれば、その酵素は作られなくな

重要…

すべての酵素は必要と体が求められると生産され、不要と判断されると生産されにくく機能も衰える。
          ↓↓
健康な体を維持するためには、普段から栄養バランスの良い食事を摂って適度な運動をして、色々な酵素を活性化させ、きちんと働くようにしておくことが大切。

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