低体温と病気 Vol.10

 

誰でもできる深呼吸でリラックスモード

自分の生き方が、交感神経に偏りがちか、副交感神経な偏りがちかによって、自律神経のバランスを整える方法は異なる。
この偏りをコントロールできるのが「呼吸」。
呼吸を意識的にコントロールすることによって、自律神経に直接働きかけてバランスを調整することができる。

 

重要
大事なのは、呼吸は口ではなく鼻で行う。
何故なら、
浅くて力のない口呼吸では、吸い込んた空気が肺まで達しないまま吐き出され、炭酸ガスを含む汚れた空気が肺に残るので血液循環が悪くなる。
更に口呼吸は、喉に入った細菌が喉の粘膜を刺激して免疫が過剰に反応してアレルギーになりやすい。

大切
興奮しているときは、血液の循環を良くするために、大きくお腹を使って深呼吸をしましょう。

鼻から息を吸い、おへその下(丹田)を意識して、お腹を膨らませて5秒息を止めて背中を丸め、鼻からゆっくり大きくお腹をへこませながら息を吐きます
  ↓↓
逆に昼間のんびりした生活を送っている人は胸式呼吸をします。

両手を上げ大きく胸を開いて、肋骨を広げ鼻呼吸で息を吸い、肋骨を縮めて息を吐きます。
  ↓↓
寝る前には腹式呼吸でリラックスしましょう。

 

呼吸法で体も心もコントロール

大切…
交感神経緊張状態を解きほぐすことができるのは、呼吸法です。
  ↓↓
呼吸法は、1分間でおよそ3〜5回位、鼻から吸ってゆっくり口から出す方法を繰り返します。
  ↓↓
呼吸法をコントロールできると、体温も正常になり、脈拍も正常に戻ります


参考…

・安静時の1分間の呼吸は約18回前後
・体温は2倍の36度前後
・1分間の脈拍は3倍の72前後
 (体温と呼吸、脈拍に1息4脈という一定の法律がある)


結論…

ゆったり呼吸はリラックスでき、血液の流れと筋肉の収縮がわかってくる。
体の周期

波が浜に一分間に打ち寄せるリズムは18回。
波のリズムと波長が共鳴する一分間の呼吸リズムは18回。

2つのリズムが重なり合うと36のリズムになる。
36は体温。72は1分間の脈拍数。144は上の血圧値。

1分間に18回の呼吸数はレム睡眠からノンレム睡眠に移行しやすく、脳波にはやすらきの波長α波やθ波がよく発生し、β−エドルフィン、エンケファリンなどの脳内麻薬様物質の分泌も増加する。ゆったりした呼吸は認知症防止や学習能力の向上にも役立。




タバコよりも少量のお酒

健康被害を直接的に及ぼすのはタバコ。
タバコの煙には、約4000種類の化学物質が含まれ、多くの有害物質や約60種類の発ガン性物質がある。
吸収されたニコチンが抹消血管を収縮させ、血圧の上昇・心拍数の増加を促す。
また血管内壁にダメージを与える。
その上、煙の中の1~3%ほどの一酸化炭素が体内のヘモグロビンと結びついて、酸素不足をつくり出してしまう。しかも一酸化炭素は血管の動脈硬化を促進する。

一方お酒は、
飲んだ直後は一時的に血管が拡張し血圧が下るので少量の飲酒は、精神のリラックスには良い。
ただし毎日の多量飲酒を長期的に続けると、血圧は10才年取ったのと同じ位高くなる。

嗜好品はお酒が◎

「タバコの三害」
一酸化炭素・ニコチン・タール

タバコをやめると、一酸化炭素濃度はその瞬間から下がり、20分前後で正常な脈拍に、体温も正常に上昇し始める。心臓発作のリスクも下がる。

・『百害あって一利なし』のタバコ
・少量ならば『酒は百薬の長』
低体温の病気は甲状腺機能低下症

低体温の代表的な病気は、新陳代謝の低下による甲状腺機能低下症です。のどの前下部、気管の両側にある甲状腺は、チロキシンという新陳代謝に関係するホルモンを分泌しています。甲状腺機能が低下しチロキシンが不足すると、基礎代謝が低下して低体温になります。

その症状は、むくみや便秘を伴いがちで太りやすく、動作は鈍く、脈や呼吸もゆっくりになります。免疫力の低下で風邪も引きやすく体力が低下します。精神的には落ち込みやイライラ・生理不順・生理痛・肩こり・頭痛・腰痛などの不調が出てくるので、要注意です。

高コレステロール血症と間違われやすいので血液検査で甲状腺刺激ホルモン(TSH)や甲状腺ホルモン(FT3・FT4)を測定すると、甲状腺の働き異常がわかります。

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