低体温と病気 その2

年齢に合わせて食べ方を実践

私たち人間のエネルギー生成システム

・酸素を使わずに糖質から瞬発力を生み出す…解糖系
・酸素を使って持久力を生み出す…ミトコンドリア系

胎児は解糖系を優位に働かせ細胞分裂を繰り返していますが、
生まれて肺呼吸すると同時に、ミトコンドリアが増えはじめる。
3才頃には、かなりの数になり、成長を終える15才ごろまでは増え続ける。
(ミトコンドリアが多くなると解糖系は縮小し、ミトコンドリアが寄生するときに持ち込んだ分裂抑制遺伝子が働き、分裂は抑制され成長は止まる)

 

参考
ミトコンドリアの少ない部位(精子・皮膚・髪・骨髄・腸)
     ↓↓
これだけは解糖系中心。
他は全てミトコンドリア系。

子供のころは、解糖系優位なので朝・昼・晩の3食とおやつを食べないと活力は確保できない。
     ↓↓
20〜30代は、解糖系とミトコンドリア系を共に活用できる調和のとれた時期で、若干ミトコンドリア系が優位になる。


注目
この時期に無理を重ねて、若いころ同様に解糖系優位に依存し続けると、
     ↓↓
低体温・低酸素の状態がぬけきれずに。
ガン・生活習慣病へと向かう。
     ↓↓
更に解糖系の酷使は乳酸の量を増やし、処理するミトコンドリア系の負担が増え、活性酸素による老化が進む。


大切
ミトコンドリア系の「腹八分目」の食べ方を実践すると、60代以降は持続力のある、慌てず・怒らず・じっくり物事を考える、ゆったりした老いに入れます。
エネルギー生成と食事

子供 : 解糖系優位(無酸素で糖質からエネルギー生成を行う)
     朝・昼・晩の食事・おやつ

20~30代:ミトコンドリア系優位(有酸素)解糖系と
     ミトコンドリア系の調和の時代。

老年(60代):完全にミトコンドリア系優位。
        さっぱりとした魚や野菜を好む)




鼻歌しながらウォーキング

低体温は血流の悪さや、ドロドロ血液だけでなく、血管が老廃物で詰まっていたり、血管壁が弱っていたりという「血管の老化」で起こるケースも多く見受けられる。

「血管の老化」は、血管壁そのものが加齢や動脈硬化によって硬くなっていく場合と、ストレス等によって交感神経が緊張し血管の内圧の上昇や収縮によって血管壁がパンパンに張り、硬くなっていく場合がある。

大切…
年齢に関わらず、ストレスにも負けない弾力のある柔軟な血管を保つことが大切。
弾力性のある柔軟な血管を保つために注目されているのが
血管内皮細胞から分泌される「NO(一酸化窒素)」
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NOは血管をリラックスさせて拡張させ、血流量を増やす効果や、血球が血管壁に接着するのを抑制し、動脈硬化を予防する効果がある。


注目…

血管内にNOを増やすには、鼻歌を口ずさんでしまうような、リラックス気分でストレッチを加えたウォーキングを行うのが良い。
  ↓↓
20~30分位で、ブラジキニンというNOを有効に出す物質がつくられます。
  ↓↓
ブラジキニンの効果は3〜4日持続する。


重要…

週2〜3回、20〜30分の鼻歌まじりのストレッチを加えたウォーキングを実践すると、血管年齢の若返りに有効です。
血管年齢を若返られる鼻歌ウォーキング

1)背筋をしっかり伸ばして胸を張り、視線はまっすぐ正面を見て
2)肩の力は抜いてリラックス
3)手は軽くこぶしを握るように肘を90度くらいに曲げ、
  腕を大きめに振って
4)おなかは引っ込めて腹筋を引き締めるようなイメージで
5)なるべく膝を曲げずに、歩幅はいつもより広くして、速歩きに
6)親指で地面を蹴り上げ、かかとから着地を
7)大好きな曲を鼻歌で歌おう

ウォーキングによる下半身の筋肉の収縮運動は、心臓から下にある血液を上に押し上げ、心臓へと戻し心臓や肺の機能を活発にさせる。

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