低体温と病気 〜体内リズム〜

体内リズムを整える

低体温になる重要な原因の1つは、生体リズムが狂ってしまうことにある。
生体リズムは脳の中枢でコントロールされますが、体温リズムも同じです。

大切生体リズムを整えると

体温のリズムや睡眠や排便などに関係する本来の自然界の動物としてのリズムを整えることができます。



注目生体リズムを整えるには

食べること、噛むことで脳の満腹中枢を刺激することが大切です
(食べ物を口に入れたら、一口およそ30回噛みます。噛むことは消化を助け、唾液分泌を高め、脳に刺激を与えてくれます) 



結論

脳に刺激を与えるためには、口を動かすことが大事。


温リズムの狂いや乱れは年齢によって違ってきます

若い人の場合、
夜でも明るい光を浴びていたり、にぎやかな音が聞こえていたりと人工環境にさらされている。
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健康のためにはリセット調整する必要がある。

 
高齢になると、
人口時計に合わせて体温は変動せず、睡眠も体内時計に従うままに働きます。
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無理して24時間の人工時計とのずれを修正しなくても、10日で必ず元に戻る。

自分の持っている体内時計と共に ”あるがまま“ の生活を過ごすことが、健康長寿の秘訣です。

噛むことの意味

一口30回を目安に噛むと、脳の満腹中枢が刺激され、どんなに暴飲暴食・大食いの人でも、少食で満足できるようになる。

食物を噛んで病気を治すことを「フレッチャリズム」という。
唾液の中のアミラーゼなどの消化液が胃腸の負担を軽くし、胃液の分泌も促す。
耳下腺からは、若返りホルモンパロチンが分泌される。
噛むことは健康の秘訣でもある。




子供には過保護な環境は与えない

体温調節には、汗をかく機能を発達させることが必要です。
汗をかく機能も、熱をつくる機能も、赤ちゃんの頃から発達が始まります。

さらに赤ちゃんは、生まれてから3週間ほどの間に寒さを体験して、褐色脂肪細胞を燃焼することで熱をつくる働きを覚えます。

(褐色脂肪細胞 ⇒ 熱を発生させ脂肪を分解する細胞。熱を生産することで体温の調節をします)

3才頃までに、たっぷりと汗をかく体験をし、汗腺を発達させます。
従って、汗腺の数は3才までに決まり、その後汗腺数は変わりません。

注意…

現在は、赤ちゃんも人工の快適な環境の中におかれ、汗をかくことが少なくなり、過保護な状態にあります。

このことが、新生児の体温調節中枢の発達を妨げている。
(特に新生児室の快適温度)

その上に、幼稚園・小学校と成長をとげても、
学校にまでエアコンが普及し、
更に戸外で遊ぶ機会が少なくなり、
汗をかくチャンス、及び、その機能を発達させるチャンスもなくしている。

  ↓↓
自律神経を乱している。
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その結果、集中力に欠け、落ち着きがない、すぐにカーッとキレる子が増えている。
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低体温が原因の1つ

大切…
甘やかさないで、遅寝遅起きの夜型生活を戻し、早寝早起き・食事をしっかりとり、運動をすることが低体温改善の方法。
赤ちゃんの体温調節

赤ちゃんは自分で洋服の脱ぎ着や窓の開閉をして体温調節ができない。一定の温度を保つために熱をつくる仕組みのある褐色脂肪細胞をたくさん持っている。大人になると徐々にその数はへり赤ちゃんの4割程度まで減少する。

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