低体温と病気 〜睡眠と健康〜 質の高い睡眠は健康のためにはなくてはならないもの Vol.1

 

睡眠は脳の疲労を回復する栄養剤

睡眠とは、重力にさからい、本足で昼間活動していた人類が、疲れをとるために横になって眠る時間のこと。
重力の影響は大。
その影響を解除しないと、骨髄の造血機能が働かなくなる。(骨休め)
重要…
眠っている時間は、副交感神経が優位になり、成長ホルモンがもっとも多く分泌される。
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細胞の成長や修復を行ったり、脂肪を分解させたり、免疫力を高めてウィルス等の体内への侵入を防ぐ。
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睡眠は体ばかりではなく、何よりも脳を回復させてくれる。

参考…
脳は働く時間と量に比例して、睡眠促進物質(プロスタグランディン・サトカイン・神経ペプチド等)が溜まってくる。
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睡眠促進物質が増えすぎると脳が壊れてしまう。
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そこで、睡眠促進物質の生産を止め分解するために脳の働きを止め、眠る必要がある。
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そのために大脳が疲れてくると自然に眠くなる。
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眠ることによって脳の疲労を回復し、脳のメンテナンスを行なっている。

注目…
嫌なこと、辛いことを眠って忘れるように、睡眠中には、心の修復・記憶(情報)の整理までもが行われている。
脳と睡眠

睡眠が不足してとても不快な気分になる。
原因は脳の疲労にある。
もし眠らずにいたなら、脳はオーバーヒートを起こして、脳細胞がダメージを受けてしまうだろう。
(脳は体重の2%ほどの重さだけれど、体全体が消費するエネルギー量の18%を使う。エネルギーコストが高い)


ノンレム睡眠とレム睡眠・睡眠の種類

人の睡眠は、他の動物と違って完成した睡眠サイクルを持っている。


レム睡眠(Rapid Eye Movement:REM)

眠っているときに眼球が素早く動くのが特徴。『体の眠り・原始的な睡眠』 

 

ノンレム睡眠(Non Rapid Eye Movement:Non REM)

発達した大脳を休めるため。『脳の眠り・進化した睡眠』

 


参考
人のように何時間も連続して眠る動物は少なく、他の動物に比べて特異に成長した大脳を休息させる独特の睡眠。

大切
通常の睡眠は、まずはノンレム睡眠からはじまります。
(この際、脳を休め・心拍数も減り・体温や基礎代謝が下り・内臓も休んでいます)
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ノンレム睡眠が1〜2時間続いた後
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レム睡眠(5〜10分浅い睡眠)
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再びノンレム睡眠へと移行する。


注目
上記2つの睡眠周期は約90分、一晩に4〜5回繰り返される
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その後朝に近づくにつれて、レム睡眠が増え、このレム睡眠が睡眠周期の2〜3割を占めるようになる(このレム睡眠はほぼ全身の筋肉が弛み、体は休んでいますが脳は活動している)
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その後寝付いてから、6時間〜7時間半〜9時間たったところの目覚めやすいレム睡眠に目覚ましをセットしておくと
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スッキリ快適な目覚めをむかえられます
レム睡眠の割合

レム睡眠
夢を見ることが多く夢見睡眠ともいう。
約90分の周期で繰り返しあらわれ、1回持続時間は朝に近づくほど長くなる。
睡眠時間全体に対するれの割合は成人で25%、子供は50%を占める時期もある。
高齢者は10%以下に減少する。
明け方になるほど多くあらわれる。

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