体が若くなる技術〈3〉vol.1

体が若くなる技術 〈3〉
「老いる仕組み」と「若返る仕組み」〜



「加齢臭」は健康状態を知らせるサインである

年を重ねると40才くらいから独特な臭いを発する。
"加齢臭"

・加齢臭は男性の方が女性よりも強い。
・加齢臭の正体をつきとめたのは日本の化粧品会社の研究者。
・加齢臭の正体はノネナールという物質。
・ノネナールは過酸化脂質が分解した物。
 (過酸化脂質は脂質が過度に酸化した状態のものをいう)
 (活性酸素が脂質に作用して生じる)
・不潔にしていると皮膚の常在菌によって、この臭いは強くなる
・体調が悪いときは活性酸素が多く発生するので、その分だけ臭いにも反映される。
 (体調の良し悪しによっても臭いは変わる)




正座をした後、すぐに立ち上がってはいけない

活性酸素は血液が流れてなかった状態から、急に血液が流れ酸素がミトコンドリアに入り込んだときに、もっとも多く発生する。

何故か…
酸素がないとミトコンドリアはエネルギーを作ることができない。
 ↓↓
休業状態
 ↓↓
少しずつの酸素の供給であれば問題ないが、急に酸素が投入されると、余分な酸素が活性酸素になる。

たとえば、激しい運動を急にやめるときに活性酸素が大量に作られる。

何故か…
激しい運動をすると体の酸素は不足しがち。
急に運動をやめることで、それまで必要だったエネルギーはいらなくなり、
その分エネルギーをつくるために必要とされた酸素が余った状態になる(活性酸素をつくる)

重要…
運動をやめるときは、クールダウンすることで、次第に酸素が消費されるように工夫しなくてはなりません。従って運動後に高濃度の酸素を吸うことは最悪。

日常生活で活性酸素をもっとも実感しやすいのは正座。
正座しているときは足の血流が抑えられ、神経に酸素と栄養分が行き渡らなくなり、
神経が麻痺してしびれる。
その時、急に立ち上がろうとすると、血液が急に足に流れ出し、活性酸素が大量に発生してしまう。
この際、しびれと共に足が急にビリビリ痛くなる。
この痛さこそ、活性酸素が神経を刺激することで受ける痛み。

☆落語家の人々のように、長時間正座しても足がしびれない人は、わからないように足を休ませている。実は話しに合わせて大きく動作している。






なぜ脳梗塞は2時間以内の治療が必要なのか?

私たちのまわりには、日常的に活性酸素の痛みを感じている人がたくさんいます。
それは "痛風" を患った方たち。
痛風の患者さんが足の先や手の先が痛くなるのも、活性酸素が神経を刺激している。

痛風は尿酸という物質が足や手の先端に析出してしまうことが原因。
この尿酸のかたまりを異物として認識することで、
免疫細胞が活性酸素から次亜塩素酸という物質をつくりだして、尿酸を攻撃してしまう。
この次亜塩素酸は近くの神経細胞も攻撃し、神経が痛さを感じる。

注意…
手術の際にも、一旦血流を停止させて酸欠状態になったところから急に血液を流す。
酸素が大量に流入し、大量の活性酸素が放出されてしまう。
故に最大の注意が必要。


脳梗塞の場合、事態はとても深刻
脳梗塞はは脳の血管が詰まってしまい、酸欠状態が生じる。
そこでもし血管のつまりを除いて血流を流したら、
活性酸素が大量に発生することになる。

一方酸欠状態が長引いてしまうと、血管は次第にもろくなってしまう。
脳梗塞が起きてから2時間もたつと、血管は明らかにもろくなっている。
血流の再開時に発生した活性酸素よって、破裂してしまう恐れがある。
従って脳梗塞は発生してから2時間以内でないと、治療のために血流を流せません。
とにかく脳梗塞を発見したら、一刻も早く病院に運ばなくてはなりません。

心筋梗塞の場合、
心臓が止まっては生きていけない。
できるだけ早く心臓の血管の血流を再開しますが、
活性酸素の害が少なくなるように、注意深く再開するようにドクターは対処しているはず。

無呼吸症候群は、イビキがすごい人によく見られる病気ですが、
これは活性酸素を大量に発生させることが問題の病気。
何故…
呼吸が一定でなくなる。
呼吸が止まると酸欠になり、その後苦しくなって呼吸をはじめる。
酸素が大量に入ってきて、活性酸素が一番発生しやすい状態になる。
さまざまな生活習慣病の原因となる。




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