体が若くなる技術〈1〉vol.3

体が若くなる技術 〈1〉vol.3
健康で長寿の人ほど『体内』が若い〜



"ガンの原因" と "老化の原因" はまったく同じ

日本人の死因の第一因は「ガン」。
これは1980年頃からずっと変わらぬ不動の第一位。
日本がガン王国になってしまったのは、日本人に長生きする人が増えたから。

ガンの原因は「遺伝子の損傷」。
これは「老化」の原因とまったく同じ。
同じ原因であるガンと長生きすれば避けられることができない病気。

ガンというのは細胞の遺伝子が突然変異して無秩序に増え続ける病気。
ガンは遺伝子の中の特定場所が傷つくことによって起こる病気。

・運良くガン遺伝子やガン抑制遺伝子が傷つかなかった。
・運悪くガン遺伝子やガン抑制遺伝子が傷ついてしまった人がガンになる。

ただ、確率の問題として年を経れば経るほど傷は蓄積していきますので、
"ガン遺伝子"  "ガン抑制遺伝子"  が傷つくリスクが高くなる。

遺伝子損傷の原因である活性酸素
 この活性酸素が放出されないミトコンドリアを増やし、常にエネルギーをつくる能力を高くすれば、それだけ体の老化を防ぐ活動も盛んになる。
そうなると、遺伝子を十分に修復して、過度の老化を防ぐことはできる。
"老いない体" になれば、それだけ多くのエネルギーを生み出せるようにもなる。
体が若くなる機能を十分に生かすことで、健康な体に生まれ変わる。




最後の防衛本能 "アポトーシス" の働きとは

私たちは細胞に「核」を持っている。
その中に遺伝子を持っているが、ミトコンドリアにも別の遺伝子を持っている。
(ミトコンドリアの遺伝子…ミトコンドリアに含まれる遺伝子)
そのミトコンドリア遺伝子が傷ついてしまうと、ガンに大きなマイナスをもたらす。

アポトーシス
の抑制
"アポトーシス" とは、遺伝子に組み込まれた細胞の自滅システムのこと。
"自滅" とは、体にとって不要な細胞を取り抜き、生体を守るためのとても大切なシステム。この "アポトーシス" を起こす命令はミトコンドリアから発せられます。
さらにミトコンドリアには "アポトーシス" を途中で止める役割もある。

細胞の死には "アポトーシス" の他に「ネクローシス」と呼ばれるものがある。

ネクローシスとは …
ケガや火傷によって細胞が傷ついたり、局所的な血行障害によって、酸素や栄養が行き届かなくなったりした際の細胞の死。「壊死」とも言う。

アポトーシスは
細胞は縮み、縮んだ細胞はさらに小さな破片にちぎれ、最後はマイクロファージという免疫細胞に食べられて、きれいになくなる

ネクローシスは
細胞が膨張し破裂、中身が外にこぼれ出す。ケガしたとき患部が腫れたり熱を持ったりするのは、ネクローシスによってあふれ出たものを体が処理するための反応。"炎症反応"から起きるから。


アポトーシスは、もともと遺伝子に組み込まれた「細胞の自然な死に方」。
つまりアポトーシスは体にとって不必要なものを取り除く「お掃除機能」と言ってもよい。

アポトーシスの機能は「不必要な細胞の除去」なので、
何らかの理由で細胞が変異してしまった時にもこのプログラムは発動するようになる。
例えば、細胞がウイルスに感染したとき、感染した細胞をそのままにしておくと、
体にとって有害なウイルスがどんどん作られ、やがて全身を危機に陥れることになる。
そこでウイルスに感染した細胞は、みずからアポトーシスで死ぬ。
感染がそれ以上広がることを防ぐようにプログラミングされている。
ガン細胞にもこれと同じ現象がみられる。
細胞の核の遺伝子が傷つき、ガン遺伝子のスイッチがオンになってしまった細胞は、
みずからアポトーシスすることで、ガン細胞が腫瘍になるのを防いでいる。

私たちの遺伝子は日々傷ついては修復されている。
修復しきれないものは必ず出る。
その修復できなかった傷が蓄積し、やがて老化やガンの引き金になる。
このとき、傷が溜まった細胞は、アポトーシスで死ぬことでガンになるのを防いでいる。

細胞の修復機能は加齢とともに衰えていく。
アポトーシスが起きることは、ガンになるのを防ぐ上でとても大切な体を若く保つ機能。
もし傷ついた細胞で全くアポトーシスが起こらなかったら、人間は100%ガンになる。
あるいはウイルス性の病気(感染症)が重病化する。

重要
アポトーシスという細胞自滅システムは、私たちの体をさまざまな病気から守ってくれる重要なシステム。その命令を下すミトコンドリアが正常に働くがどうかが、将来の健康を大きく占っている。
アポトーシスが起きるためには、やはりエネルギーが必要です。
従ってガンを予防するためにも、エネルギーが必要ということです。

また、ミトコンドリア遺伝子に大きな傷があると、
ガンは転移しやすくなり、死亡率が非常に高まる。
ガンの予防にも治療にも、正常なミトコンドリアが必要です。





男性の大厄は科学的にも "42才" である

古くからの言い伝え厄年
★男性  25才・42才(大厄)・61才
★女性  19才・33才(大厄)・37才


厄年、とくに大厄はいろいろな災いが起きる年齢とされています。                                実は、"事故の起きやすい42才は"、私たちの体にとってひとつの転機になっていることが科学的にもわかる。
色々な年齢の方々のミトコンドリアを調べると、42才を境にエネルギー生産能力が急激に落ちている。
急にエネルギー生産が落ちては、体がついていかない。
故に、災い、事故が起きやすい。
女性の厄年と大厄は、出産との関係のある年なのかもしれない。
しかも女性もミトコンドリアの機能の低下は42才位に急激に低下する。
ミトコンドリアが少なくエネルギーがつくられないため、体が若くなるための機能が失われているサイン。
故に、ミトコンドリアの量を増やして体内に十分なエネルギーを作ることで、
"若さと健康のいい環境" のある生活を送ることができる。

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