睡眠について〈1〉眠りと健康 ①



睡眠について〈1〉眠りと健康
病気を治したかったら「睡眠」を変えましょう



眠りと健康…睡眠不足の恐ろしいメカニズム

免疫力を上げ、新たな活力を生み出す「徐波睡眠」 
ノンレム睡眠の間、脳は深い休息モードに入っています。
その眠りの深さはステージ1~4段階に分けられる。
もっとも深いステージ3や4の睡眠は、脳波に大きくゆるやかな波が現れる
「徐波睡眠」とよばれます。
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記憶する
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人の眠りはまずノンレム睡眠から始まり、次にレム睡眠が現れます。
2つを合わせると約90分の周期となり、一晩に4~5回繰り返されます。
ただ徐波睡眠が現れるのは2~3周期までで、その後はほぼ浅い睡眠だけになる。
徐々にレム睡眠の割合が増えて″朝″目覚めます。
寝入りばなの徐波睡眠には、
日中の活動で温度が上がった大脳皮質を冷やし
脳の疲労を和らげる役目があります。
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参考
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は虫類や両生類など、大脳が発達していない下等動物の眠りには基本的にノンレム睡眠がない。あっても人のように4段階までは分類されていない。
この点から、ノンレム睡眠が進化の過程で脳が休めるために作られたシステムであること、さらに昼間、大脳が行う膨大な情報処理への集中力は夜の深い睡眠が支えている。
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注目
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徐波睡眠は
「成長ホルモンを分泌し、細胞組織を修復する」
「免疫機能を高める」といった役割もはたし
「ぐっすり眠れた」という熟睡感を作り、
「今日も頑張るぞ」と新たな活力を生み出す。



もっとも心配される大脳への悪影響
徐波睡眠が十分でなかった場合、身体には何か悪影響があるでしょうか?
当然ながら大アリです。
まず大脳への悪影響です。
大脳にも日中の活動によって「ガンマヒドロキシ酪酸」という疲労物質がたまる。
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参考
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運動すると乳酸などの疲労物質がたまるが、
筋肉中の乳酸は身体を休めれば徐々に消えてく。

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注意
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大脳にたまったガンマヒドロキシ酪酸は、徐波睡眠にしか取り除くことができません。
睡眠不足が長く続けば、ガンマヒドロキシ酪酸が常に大脳に残った状態になる。
すると、集中力・判断力・創造性や理論的思考力・さらには意欲や自己評価までも一律に下がる。
これでは仕事でも家事でも失敗が増える一方。
精神的ストレスがたまり、うつ状態になる心配もある。
また細胞の修復などを行う成長ホルモンが減ってしまい、健康トラブル・病気発生。
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重要
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人の身体の細胞は日中の活動が日々ダメージを受ける。
成長ホルモンが毎晩修復をこまめに行っている。
そのは成長ホルモンは睡眠が徐波レベルまで深まらないと分泌されません。

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注目
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浅い睡眠が続くと、成長ホルモン自体の分泌が減り、
ダメージの修復作業もおざなりになり、
疲労がたまりやすくなり深刻な病気に。
その上、基礎代謝が落ちて太りやすくなってくる。



徐波睡眠不足は細菌感染やガンの原因にもなる

徐波睡眠がたりないと免疫力も低下してしまう。
通常眠っている間は「リラックスの神経」副交感神経が優位になり、
リンパ球が大量に作られ免疫システムが活性化する。

一方、睡眠不足が続けば、交感神経が優位になり
リンパ球の数が低下し、働きが衰える免疫力が落ちる 。
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参考
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「寝不足続きで風邪を引いた」という経験は誰でもあると思われるが、
これは免疫力の低下。
ちなみにひどい風邪をひくと何時間も続けて眠れる。
深く眠ることで身体自体が自ら免疫力を高め、
ウィルスを撃退しようとする力が働くため。

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注意
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免疫力の低下は細菌感染、ウィルス感染やガンの原因にもなる。


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超注意
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仕事や勉強におわれたり、遊び等で睡眠を削ってでも時間を作りたくなるかもしれませんが、睡眠は脳の休息・免疫の活性化・細菌のメンテナンスといった多くの機能と役割を担っている。
「若いから」「体力があるから」「眠らなくても大丈夫」と睡眠をないがしろにすれば、
脳や身体の状態は確実にレベルダウンする。


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☆重要
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良い睡眠を取れば、たとえいくつになっても
心と身体の健康を保ちながら最大のパフォーマンスを発揮でき、
病気になるリスク・健康トラブル・美容トラブルになるリスクを下げ、

「長生き」のパスポートも手にできます。

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