老化は体の乾燥が原因だった vol.5

全身がみずみずしくなる日常生活
 

(1) 体を潤す「基本食事法」

排泄力を高め、体にたまった余分な水分を出し、細胞に必要な水分を吸収させ、

老化を防ぎ、太り過ぎや・高血圧・糖尿病・ドライアイ・不眠・にいたるまで、
“乾燥” が原因で起こる あらゆる不調を改善する

老化防止の基本食事法を紹介。

◆ 胃腸に負担をかけない食べ方
人間の生理には “吸収は排泄を阻害する” という大原則がある。
食べすぎると、消化吸収のために胃や小腸に血液が集まり過ぎてしまい、
排泄器官である腎臓・大腸・直腸まで血液が回らなくなる。
逆に “入れる” 量を減らせば、“排泄” もよくなる

  • 朝はミニ断食明けとなる。無理に食べない方が良い。(お腹がすけば食べて良い)
  • 朝、最低摂取する栄養分は糖分。
何故ならば、脳細胞や筋肉細胞の活動には糖分が必要で、
糖分が欠乏すると低血糖発作として
イライラ・動悸・不安・ふるえ…等、がある。



(2) この “食べ物” を口にしているば老けない!

◆ 体を温めて腎への血流を増やしてあげれば、腎の技能は高まる。
“腎を強化する食べ方”
“腎を強化する食材” が重要!!
 

◆〈陰〉か〈陽〉か自分の「体質に」合った食べ物を選ぶ。
私たちは、生姜やニンニクを食べれば体が “ポッポッ” と熱くなるのを感じる。
逆にキュウリやスイカを食べると全身が冷えていくのを感じる。
漢方では

  • 生姜・味噌など食べると体が温まる物 →「陽食品」 
  • キュウリ・トマトなど食べると体が冷える物 →「陰食品」
と分ける。





《不定愁訴》…頭痛・イライラ・疲労感・不眠など様々な自覚症状を訴えるがその訴えと特定の病気との関連がはっきりしないもの。



陽性体質の人は

体を冷やす食べ物 = 陰性食品を多く摂る。

陰性体質の人は
体を温める食べ物 = 陽性食品を多く摂る。
このような食品の摂取方法によって
体のバランスがとれた、若返りにかかせない“腎”の働きがもっと良くなる。

ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

☆シワ・白髪・手や顔のパサつき・下半身が太い、などの
体の乾燥による老間現象に陥っている人は、
体の状態が「陰性」に傾いている。
このような人は、体の乾燥を防ぐため「体を温める食材」を多く摂る事が不可欠。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆ 体を温める食材
① 北方産の食べ物を選ぶ … 寒い地域の食材
  ニンジン・レンコン・ゴボウ・ヤマイモ・ブドウ・サクランボ・プルーン
  リンゴ・そば・塩鮭

② 赤・黒・黄色などの暖色の食品を選ぶ。
  青・白・緑色の冷色系の食物赤・黒・橙・黄色の暖色系の食物にする。

※以下(冷色系暖色系で表示)


例外1:上へ上へと太陽に向かって伸びて行く物は、体が冷える。
   (バナナ・ココナツの実)例外2:下へ下へと伸びる、ネギ・玉ネギ・イモ類などは
    色が白くても体を温める。


③塩分を利いた物を食べる。
寒い地域の人は塩分の多い物 を摂る。
体を温めなければ寒さを乗りきれない。
塩分は、物質から水分を排除する作用がある
(海水浴に行くと尿意を頻繁にもよおす)
この塩の効果は、体を温め・引き締め・水分を追い出す性質がある。
★自然塩を摂る★
腎の強化には欠かせない事。※体を冷やす食品にはカリウム(K)が多く含まれる。
その代表格は酢である。
酢その物には優れた健康効果があるが、体を冷やす性質が強い。
陽性体質には良いが、陰性体質の人は粗塩を加えたり黒酢を使うと良い。


④硬い物を食べる。
・水は体を冷やす
・水分含量の多い物は体を冷やしやすい
・油も体を冷やす

(天ぷら・スイカの食べ合わせで下痢をするのは、双方とも体を冷やすから)
これから言える事は、水・油は硬い物ではない。
★腎を強化するには、硬い物・引き締まった物を食べる。

※硬い物:
チーズ・黒砂糖・ドライフルーツ・せんべい・漬物・赤身の肉・魚介類(特に身の引き締まったエビ・タコ・イカ・カニ・貝類)北方の果物・根菜類

×水分を多く含む物:
酢・牛乳・ビール・ウイスキー・コーラ・ジュース・緑茶・コーヒ・南方産の果物・葉菜類

×柔らかい物:
バター・マヨネーズ・クリーム・肉の脂身・白パン


⑤ビールより赤ワインを飲む。
アルコールを飲むと体が熱くなり気分が良くなる。
だからアルコール類は「体を温めるもの」と思っている人が多い。
しかし、アルコール類には体を温める物と冷やす作用のある物がある。

※冷やす物:
ビール・ウイスキー(特に水割りやロック)
→原料が麦だから(麦そのものよりベター)

※温める物:
ワイン・ブランデー
→原料がブドウ+発酵(ワインは白より赤)

紹興酒は色が濃い。
日本酒はカンをすればベター。


⑥動物性の食品を摂る
動物性食品は植物性食品よりも体を温め、体内の余分な水分の排除を促す。
動物性食品を避けすぎると…
疲れやすい・めまいがする・顔色が悪い・貧血ぎみ・髪もバサバサ・肌もボロボロ
これらは体が冷えた状態。
動物性食材でも、赤身・卵・チーズ・魚(特に赤身)・魚介類が良い。


⑦ヌルヌル・ネバネバ食品を食べる
山芋・里芋・オクラ・モズクワカメ・納豆・ナメコ・牡蠣ナマコ・カレイの煮こごり。
これらは、ムチン・ムコ多糖体が含まれる。

《ムチン》…糖蛋白質
粘膜の保護・胃炎、胃潰瘍予防効果
強力保水効果があり細胞活性化し老化防止に効果がある
鼻などの呼吸器系の粘膜を丈夫にし風邪などの感染症にかかりにくくする

《ムコ多糖類》…多糖体蛋白質との結合物質
ムコ=粘液性という意味
私たちの体の細胞の周りで水分(体液)をしっかり蓄えている物質
細胞に栄養を運んだり細胞から不要となった老廃物を取り出したりしながら体の「循環と代謝」を支えている
ムチン・ムコ多糖体は、細胞の乾燥を防ぐ
特に、カカトがガサガサ・ストッキングがすぐ破れる・粉を吹いた様な手や足・顔の乾燥・シワ対策にも大切。
これらを内側から補給する事も大切。



◆老化につながる食べ物を食べる時の注意点
陰性食品は体を冷やし老化につながる。
しかし、陰性食品でも手を加える事により“体を冷やさない食品”に変える事が出来る。
                   ↓↓
①加熱しても色が変化した(濃くなった)ものを食べる

〈牛乳は温めてホットミルクにしても白色は変わらない〉
                   ↓↓
・緑茶を発酵させて赤くした紅茶
・白米を炒めたチーャハン(黄色)
・醤油を混ぜて炊いた釜飯(黄色)
・大豆を加えた赤飯(赤色)

は、体を冷やさない食品へと変化する
                   ↓↓
要は、熱を加える事により「食べ物の水分が減る」「他の陽性食品と混ざる」
                   ↓↓
食品の色が変化する(濃くなる)
                   ↓↓
好きな食べ物が陰性食品ならば、体温を温めて老化を遅らせる形になった物を食べる

②塩分を加えて食べる
(自然塩)

・トマト・キュウリ・スイカなどを食べる時は塩をかけるとおいしくなる

(これは、もともとカリウムなどの多い食べ物にナトリウムが加わった事で、陰と陽のバランスが整ったため)

・大根おろしに醤油をかける
・大根を干して塩に漬け込んだタクアン
                    ↓↓
体を冷やす陰性食品を摂るときは、塩を加える事により、冷えの作用を弱める事が出来る

③水分を飛ばして食べる

・体を冷やす食品は、水分の含有量が多い→水分を抜く

大根を干して→切り干し大根→煮物にすれば更にベター

南方産果物は→ドライフルーツがおすすめ

④カレーなら根菜をたっぷり入れて食べる

・カレーが大好物という日本人は多い

カレーの中に豚肉や鶏肉と共にニンジン・ジャガイモなどの根菜類を入れる

ラッキョウ・福神漬け・紅生姜などの陽性薬味を添えて→陽性食品→老化防止食品へと変えたた

☆間性食品…食べ物には、体を温めもせず、冷やしもしない性質

色は黄色~うす茶色

とうもろこし・アワ・ヒエ・キビ・サツマイモ・ジャガイモ…等
                    ↓↓
            主食として活用

このブログの人気の投稿

酵素について Vol.13

体が若くなる技術〈3〉vol.2

女性の病気 徹底検証 ~西洋医学的考え~ 卵巣の病気…②