老化は体の乾燥が原因だった vol.1




体に良いつもりが返って老化を進めていた「5つのポイント」

A 無理して水を飲んでいないか?
B なぜ減塩しても血圧が下がらないのか?
C 食事を減らすより食べた物を出す?
D 保湿は肌からではなく体の中から?
E 脳の萎縮もこれで必ず防げる?


A 無理して水を飲んでないか? 

誰でも年齢を重ねるとともに乾燥が気になるものです。
例えば…

  • 乾燥で困っている
  • 食べ物の飲み込みが悪くなった
  • 食べた物が胃にもたれたり二日酔いしやすい
  • お腹の回りの『中年太り』がじわじわ進んできた
  • 髪の毛のコシがなくなり、バサバサし抜け毛や薄毛で髪のボリュームも気になる
  • スラリとした足がいまや大根足に
  • ページをめくる時指をなめる

上記の症状の原因は、体の乾燥が進んで発生してくる老化現象の1つです。
みずみずしい体をつくるために、そこで水分を摂取しますが、
次の様なことを毎日していないでしょうか?

  • 1日2リットルを目標に、水・ミネラルウォターを飲んでいないか
  • 血液ドロドロにならないため、寝る前にコップ1杯の水を飲む習慣
  • 朝起きがけに冷たい水を1杯、これで目覚めスッキリ
  • カバン、バックの中にはいつも何かのペットボトルが入っている

上記の如く、水の飲み過ぎが老化を早めます!
水を飲みさえすれば、体内に充分水分が行き渡るというわけではありません。
ここに重大な思い違いがあります。


乾燥 = 水分不足 = 老化 という図式??
乾燥 = 水分不足というのはわかるが、余分に摂取した水分は体を冷やします。
体が冷えると胃腸の働きが悪くなり、
胃腸からの血液中への水分が吸収されなくなります。
胃腸に水分がたまるのです。


重要…

私たちの体の中の細胞・組織・臓器などは、つきつめると
「水分」と「体熱 (36.5℃以上)」によって働いている。=代謝

よって、体温が低かったり、ある臓器・組織・細胞の周囲が冷えていると、

細胞は血液の水分を吸い上げる力が低下する。

みずみずし肌や若々しい筋肉・骨・内臓を保つ為に必要な水分とは、

細胞内の水分のことで、
細胞外液、腸管、副鼻腔、肺胞、皮下の細胞と細胞の間(細胞間質)、
血液中や、眼の水晶体、などの水分は多く存在しても、 
それは害にこそなれ、若さや健康を保つ要因にはならない。


体温が下がると乾燥が進む
それが症状として現れたのが次の状態。
〈水がたまっている箇所〉→〈水分を出そうとする症状〉

  • 胃袋や腸管 → 下痢・嘔吐・腹鳴(ゴロゴロ音)
  • 副鼻腔   → 鼻水・くしゃみ(アレルギー/風邪)
  • 肺胞    → うすい水のようなタンが出る(喘息)
  • 血液中   → 高血圧(循環する血液量が多くなりその分心臓が力を入れるため)
  • 眼の水晶体 → 流涙.嘔吐(緑内障)
  • 皮下の細胞間質 → むくみ


こうして若さと健康を保つためには「水分」と「体熱」が必要である事がわかる。
現代の日本人は、この50年間で1℃近くも体温が下がっている。
(高い人で36.3℃位 / 低い人で35℃台)

この低体温も細胞内に水分を吸収させる力を阻み、老化や病気を早めている1つの原因。
何故このように体温が低くなったかというと、

  • 筋肉疲労や運動不足
  • ストレス
  • 体を冷やす食べ物の摂りすぎ
  • 体を温める食べ物の摂取不足
  • 水分の摂りすぎ
  • 空調の使いすぎ
  • 湯船に入らない入浴(シャワーのみ)

更に老化を防ぎ、若さを保つ上で大事な事は…
血液中の水分を細胞内に十分吸収させる為に、細胞内や体内の水分を先に排除する必要がある。
水分を出すには腎臓の働きを促すこと。




B なぜ減塩しても血圧が下がらないのか?

スーパーに行くと「減塩みそ」「減塩しょうゆ」「減塩バター」「塩鮭は甘塩に」
更には、ラーメンは汁は飲まず、塩辛や漬物は我慢など涙ぐましい減塩生活。
すべては、血液をサラサラにするため。高血圧にならないようにするため。
しかし、高血圧の患者は増え(6000万人!)、
脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・リウマチ・ガンは大幅に増加している。


塩分不足で全身カサカサに
血圧をさげる様々な薬剤がうまれたが、昔は利尿剤が最もつかわれた。(最近も使用されるようになってきた)
そもそも人間の体内は、塩分は水分とくっついて動いている。
その証拠に体内から出る液体は、涙・汗・鼻水・ 血液にいたるまで塩辛い。
体から塩分だけ都合よく減らすことはできない。
「塩分と水分は増えるのも減るのもセット」なのである。

塩分と水分とがセットで動いている以上、
塩分の摂取量を減らせば、当然水分もそれと一緒に減ってしまう。
必要以上に塩分が減れば体の細胞にとって必要な水分も減ってしまい、体が乾燥する。

そもそも塩のもとである海水は皮膚の免疫を上げ殺菌作用もある。
摂りすぎて問題あるのは、塩分(海水から取れる自然塩)ではなく
「食塩(科学的合成塩)」である。

食塩はナトリウムと塩素だけでできている。
水分を吸収して血液中に余分な水分を引き寄せてしまう。
「量が増えた水っぽい血液」を全身に送るために、血圧を高くする必要がある。
自然塩を適切に補給していけば、血液サラサラで高血圧の心配もいらない。




C 食事を減らすよりも食べたものを出す?

老化現象といえる体の変化には、

  • 体重がジリジリ増えてきた
  • 体重は増えないのに下腹ポッコリ
  • シーャプだった顔が下ぶくれになった
  • 二重アゴ・二の腕のたるみ
  • 胸・お尻が垂れる
  • ふくらはぎ・足首が太くなった

このような症状が出てくると、健康減量のために
医師から、あるいは自ら体重を減らす食事制限をしようとする(ダイエット)。
が、 うまくいかない。

うまくいかない勘違いの原因は「食べる事」。
つまり「摂り入れること」ばかり考えている事です。
大切なのは「食べる事を減らす事」より「きちんと排泄する事」なのです。

体重増加には、食べ過ぎのせいもあるが、体内の「水分コントロール」ができない事がほとんどの原因といえる。

水分を排除する体にする事
年をとればとるほど、細胞は水分を摂り入れにくくなり、余分な水分が全身の袋状の器官や下半身にたまっていく。
健康長寿の為の減量には、こうした「余分な水分をいかに排除し、乾燥した細胞をみずみずしくするか」がポイント!
「人間は "入れる" より "出す" 事が先である」





D "保湿は" 肌からではなく "体の中" から?

さて、肌の乾燥です。

  • 冬になると乾燥肌で粉をふく
  • 夜肌がかゆくて目が覚める
  • 足の裏がガサガサでストッキングがすぐ破れる

この様な肌の乾燥をケアし、皮膚を若々しくするために、
保湿クリームを塗ったりします。
体の保湿をするには、入浴などで体が温まれば、体内で水分調節を司る腎臓も温まり活性化する。
すると余分な水分がすみやかに排除される。
その上、体温が温まる事で皮膚の細胞の代謝も活発になり、
乾燥してしぼんでいた皮膚細胞に新鮮な水分が摂りこまれ、みずみずしさを取り戻す。
さらにタップリ汗をかくと、NMF(National  Moisturizing  Factor/天然保湿因子と言ったりする)が出て皮膚表面をうるおす。

※NMFは 、新陳代謝の過程でタンパク質が分解され、放出したアミノ酸が主成分。
水分を取り入れる働き(吸収性)と水分を抱え込む働き(保湿性)に優れている。

この様に肌は元々自らを潤す力が備わっている。
この力を引き出す生活の仕方が大切である。
更に肌の乾燥を防ぐもう1つの必要な事は、
水分を吸収してみずみずしくなった細胞を保ち続ける事。
つまり「細胞内に水分を保ち続ける = 保水性」です。
これに効果抜群なのが「ヌルヌル・ネバネバ」食品を摂ること!




E "脳の萎縮" これも必ず防げる

物忘れ や ド忘れ。電話番号の忘れ、人の名前の忘れ、物覚えが悪い などなど。。
こんな「頭の老化現象」も実は「脳の乾燥」が原因。


体が乾燥すると脳もスカスカになる
脳も体の一部です。皮膚が乾燥している人は、脳も乾燥している可能性が高い。
ピチピチのアジを乾燥させると、バサバサになります。
人間も年をとれば、骨の細胞が乾燥して縮み、結果身長も縮むことに。

脳もまた乾燥すると萎縮するわけである(脳と頭蓋骨の間にスキ間ができる)。
認知症は脳萎縮かアルツハイマー型の2つしかない。
世間では「脳を鍛える・活性化する」音読や計算など、盛んにもてはやされている。
しかし、その前に脳の乾燥=萎縮した状態で鍛えても難しい。

脳の乾燥を防ぎ、頭脳老化をさせないために
ウォーキング・スクワットで筋肉を動かし、脳の血流を良くする(筋肉運動)
脳の中の記憶を司る中枢器官である海馬の血流が促進され
その結果、
・脳の老化予防
・ボケ防止につながる。


貴方の老化、今すぐストップ

加齢と共に、何の対策もしなければ体のなかは「乾燥」が進む一方。
乾燥を食い止め、老化防止するために肝心なのは「細胞を潤す水分の取り方」。

脳の老化も「脳の乾燥=萎縮」が原因。
下半身の筋肉をよく動かせば、脳への水分補給が行き届きボケない。

水の飲み過ぎ・減塩のしすぎ・過激なダイエットは返って「体の乾燥」を進めてしまう。

気になる乾燥肌・シミ・シワも「ヌルヌル・ネバネバ食品」をとればよくなる。


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