風邪とインフルエンザ


12月22日の東京新聞より
■花粉情報!
環境省は12/21日来年春のスギとヒノキの花粉飛散量について、東日本は過去10年間を平均した例年の値よりも多くなると予測を発表した。
関東より西の太平洋側は2月中旬頃となる見込み。
例年と比べた飛散総量は関東から東海にかけて、1.5倍を越える地域がある。
さいたま市(1.7倍)東京千代田区(1.64倍)となっている。 飛散量が少なかったH24年の春との比較では、東北南部から関東、東海で増加が目立ち2~6倍になる地域が多いとしている。 スギ花粉の飛散開始日は、関東より西でH24年よりやや早く、例年より3日前後遅くなる可能性が高い。
H24年の夏の日照時間・気温・降水量などを基に予測した。

■インフルの『流行』宣言
国立感染研究所は12/21日、全国約5.000の定点医療機関からの報告された12/10~16日の一週のインフルエンザ患者が一医療機関当たり1.17人になり、全国的な流行開始の指標である1.00を初めて上回ったと発表した。今シ-ズンの流行が始まった。
厚生省によると、この時期の流行入りは平年並み。検出されたウィルスでは、昨年シ-ズン同様、A香港型が多いという。

12月29日東京新聞より
■インフルエンザ患者が倍増
全国定点医療機関から毎週報告されるノロウイルスなどの感染性胃腸炎は前の週から減少に転じた一方、インフルエンザは2倍近くに増えたことが、国立感染症研究所の集計で28日わかった。 厚生省は「ノロウイルスはピークを越えた可能性があるものの、依然として高い水準で油断出来ない」として、感染防止策の徹底を呼び掛けている。 インフルエンザは流行本格化の兆しを見せている。 例年は職場や学校が休みになる年末年始を過ぎると患者数が急増する。ピークは1月下旬から3月にかけて。

■インフルエンザ予防ポイント


[1] 感染の有無にかかわらず、
  可能な場合はマスク着用
[2] 外出後の手洗いを徹底


■アルコ-ル製剤の使用が好ましい
・乾燥しやすい室内では加湿器などで湿度を保つ
・人混みや繁華街への外出を控える
・せき・くしゃみを他人に向けない
・十分な休養とバランスの取れた栄養補給を心がける

12月24日の東京新聞より
■集団感染相次ぐノロウイルス

[Q] 感染するとどんな症状がでるの?
[A] 下痢や腹痛、嘔吐、吐き気などが主な症状で、1・2日で治る事が多いが、重症化しることもある。ほとんどの場合、ウィルスは口から体内に入り感染する。患者の便や吐いたものに含まれるウィルスが人の手などを介して口に入る他、下水から海に流れたウィルスを蓄えた生がきを食べて感染する場合もある。 症状がなくなってもウィルスは3~7日ほど便の中に存在するため、二次感染に注意が必要だ。

[Q] 治療方は?
[A] ウィルスの増殖を押さえる薬や有効なワクチンはなく、整腸剤や傷み止めの投与、輸液などの対症療法に限られる。このため、感染の防止が非常に重要となる。 トイレに行った後や帰宅後、料理の前など小まめに手を洗う事が大事だ。タオルの共用は避け、ペーパータオルを使う。せっけんでウィルスが弱まることはないが、手や指から洗い流せる効果が期待できる。

[Q] どんな消毒が有効なの?
[A] 調理器具は、熱湯や次亜塩素酸化ナトリウムなど塩素系の薬剤で消毒する。熱湯消毒は85度以上で1分間以上が有効とされる。食品を調理するときも同様に、中心部までしっかり加熱することが大事だ。

[Q] 身の回りに患者がでたら?
[A] 患者の吐いた物やおむつを処理するときは、使い捨ての手袋やマスクを着用して、ビニール袋に入れて密閉しつ捨てる。吐いた物の周囲は塩素系の薬剤を使って消毒しよう。


以上新聞の記事からでした。



季節の変わり目に風邪をひく人が増えるのはなぜでしょう?

日本のように四季のある地域では季節によっても自律神経のバランスは変動する。 秋から冬にかけて気温が下がり、寒さを感じた体は体温を上げるために血流を増やそうとし、交感神経を優位にして血圧を上げる。そうすると顆粒球が増え、リンパ球が減ってしまう。『リンパ球の減少』がウィルスへの抵抗力を下げ風邪やインフルエンザなど感染症を発症しやすくなる。


次回は病気になりやすい人、なりにくい人 を考えます!

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