免疫について


◆来春の花粉、例年の1.5倍

10月4日の東京新聞のによると…
日本気象協会(東京)は来春の花粉の飛散予想第一弾をまとめた。
関東と東北は、2003~12年の平均値より多く、1.5倍の量となる見込み。
九州と四国は例年よりやや少ない。
関東と東北、北海道は2~5倍になるという。
協会によると、前年夏が高温で日照時間が長く、雨が少ないと芽が多くなる。
関東と東北は今夏高温小雨だったため、飛散量が増えると予想した。
一方、九州や四国は前線などの影響で日照が少なく、雨が多かった。
協会のホームページで順次更新しているそうなので、気になる方はチェックしてみて!


花粉の記事を紹介しましたので、今回は免疫(抗原抗体反応)について考えてみます。


◆免疫(抗原抗体反応)について…
免疫とは、体を守るしくみで、私達の体を病気から守ってくれるのが白血球である。


■体を守る2大細胞群
・顆粒球  … 粒子の大きい細菌の処理
・リンパ球 … ウィルスなどの微小な抗原の処理

■顆粒球とリンパ球は自律神経の調節を受ける。


自律神経 交感神経 → 顆粒球支配 副交感神経
→ リンパ球支配

上記の如く、自律神経と白血球のつながりが明確となり、自律神経のバランスが一方に偏りすぎると、免疫に関与する白血球が組織的に対してマイナスに作用して病気を発症する。
∥ 即ち


交感神経 → 顆粒球の増加 → 活性酸素 → 【 組織障害発生】

副交感神経 → リンパ球の増加 → 異常な増加により →【アレルギー発生】 となる。





◆抗原抗体反応
抗原(カギ)と抗体(カギ穴)が結合すると、その結果生体になんらかの変化が起こる。この変化の事を抗原抗体反応という。 発生する変化は下記の要因に影響されます。

①抗原の種類
②抗原の量
③抗原にさらされる生体の種
④抗原にさらされる生体の状態

①~④の要因により生体に有益(狭義の免疫)有害(アレルギー)といった変化をもたらす。



【抗原とは】
それが生体内に導入された場合、抗体の生産を促し、これと特異的に反応する物質をさす。
受ける生体にとって異種であることが条件である。


【抗体とは】
病原体などが体内に浸入したときに、それに対応して生成される抵抗性のある物質。生体に免疫性をあたえる、免疫体。



では、生体の中に入った抗原はどの様にして抗体生産を促すのだろうか?


《1》指令説
指令説によると、抗体生産細胞(リンパ球)はどのような抗原に対しても抗体をつくる能力を保持する。従って抗原が細胞に対して自分とよく合ったかたちの抗体をつくるように指令する。そこで細胞は抗体を1つの鋳型として、これにピッタリに合う抗体をつくる…としている。


《2》選択説
選択説は抗原の入ってくる前から、抗体をつくる細胞は既に決まっている。最初からリンパ球がつくるべき抗体があ決められているという。従って生体はあらゆる抗原にたいして、それぞれ対答するリンパ球を全て備えており、抗原はそれらの細胞群から自己に合うリンパ球をセレクトするである…という説です。


免疫学者は《2》の選択説を 支持しているそうです。

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