睡眠について〈2〉⑤



睡眠について〈2〉⑤
高血圧・糖尿病・がん・認知症・うつと睡眠の大切さ

睡眠不足が5日続けば抑うつ傾向が強まる


不眠とうつは表裏一体、寝不足が心を蝕む
うつ病に苦しむ日本人はおよそ100万人とされています。
治療を受けていない人を含めれば270万人近くになる。

うつ病患者の大半は不眠傾向にある。
うつと不眠は表裏一体。睡眠不足は確実にうつの原因に!

不眠傾向の人は、
そうでない人に比べうつ病になるリスクが40倍高い。

寝不足で仕事への意欲が下がったり、遊びや趣味への興味が失せたりする。
実はこれらの状態はうつ病に特有の精神状態です。
それほどに睡眠不足は精神的に悪影響を及ぼす。

国立精神・神経医療研究センターの発表によれば、
4時間半睡眠の日が5日続くだけで
不安や混乱、抑うつ傾向が強まり、脳機能がうつ病や統合失調症の患者に似た状態になる。とのこと。
慢性的な睡眠不足にさらされた脳は確実に悲鳴を上げている。




「早寝・早起き・朝ごはん」がうつ病を予防する
うつ病の患者にはひとつの共通点がある。
脳内のセロトニンの量が減り、働きが鈍っている点です。

セロトニンは、やる気を高める脳内物質。
ドーパミンと不安を高めるノンアドレナリン、
これらの2つの物質をコントロールして、精神を安定させる神経伝達物質です、

セロトニンが睡眠にとって重要なのは、 
セロトニン自体に興奮を鎮める働きがあることに加え、メラトニンに変化するため



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大切
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セロトニンは、眠りをもたらす睡眠ホルモン、
メラトニンの素でもある。
 

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セロトニンを増やすには
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まず、セロトニンの原料である「トリプトファン」というアミノ酸を取る。
(多く含有するのは魚・肉類・大豆・乳製品)

次に、「強い光」を浴びる(朝日がベスト)。
セロトニンがつくられるのは脳の「縫線拡核」という場所。
縫線核は網膜と神経でつながっていて、
強い光を浴びると縫線核が刺激を受けてセロトニンが合成される。
 
セロトニンの分泌量は朝方以降に増える。
分泌量を増やすには、
カーテンを開けて、太陽の光を浴びるのが効果的。
早起きして朝ごはんをきちんと食べるといった
規則正しい生活習慣がセロトニンを増やし、睡眠の質を高めうつ病を予防する 。
 
“うつ病は心の風邪”。誰がかかってもおかしくない、
ありふれた病気であると、軽く見るのは大間違い。
うつ病は自殺という最悪な事態を招きかねない非常に怖い病気である。
甘く見てはいけない。
 
子供の頃は不眠や悩み事は無縁だった。
その時代に送っていた「早寝・早起き・朝ごはん」という
シンプルでかつ健康的な生活習慣を取り戻すことがうつ病を予防・改善する一番の近道です。
 
 
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重要
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セロトニンがガス欠にならないように、
生活習慣をどこかですっぱりと切り替える必要があります。
セロトニン・メラトニンの豊かな生活を!

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